2011年度 工学部 電気電子工学科 昼間コース — [選択必修(B)] 2年(後期)

エネルギー工学基礎論

Fundamentals of Energy Engineering

准教授・下村 直行

2単位

目的

エネルギー工学の基礎と電気エネルギー利用のための基礎原理を理解するとともに,エネルギー問題と関連の環境問題を理解する.

概要

講義により,エネルギー工学の基礎と電気エネルギー利用のための基礎原理を解説する.エネルギー問題と関連の環境問題を解説する.

キーワード

エネルギー,電気エネルギー,エネルギー問題,環境問題

要件

「電気回路1,2」,「電気磁気学1,2」を受講しておくことが望ましい.

注意

毎回の講義でレポート課題を出題する.このレポートは成績の評価に大きなウエイトを占めるので,別途指示される注意事項を正確に守って提出されたい.また講義への欠席状況がレポートの採点に影響するので,注意されたい.

目標

1.エネルギー工学の基礎を理解する(1-3)
2.エネルギー問題と関連の環境問題を理解する(3-14)
3.各エネルギーと電気エネルギーの相互変換を理解する(8-14)
4.電気エネルギー利用の基礎技術を理解する(2-6,12)

計画

1.エネルギー工学の導入
2.エネルギー工学の基礎
3.電気エネルギーの歴史
4.発電工学・送電工学
5.電力利用
6.現代におけるエネルギー使用
7.限りあるエネルギー資源
8.原子核エネルギー
9.光と電気のエネルギー相互変換
10.熱力学
11.火力発電・原子力発電の熱力学
12.ヒートポンプと省エネ
13.電池
14.水素エネルギーと燃料電池
15.確認試験
16.答案返却とまとめ

評価

到達目標が達成されているかを,毎回のレポート課題80%,確認試験20%で評価し,全体で60%以上で合格とする.エネルギーに関する基礎的な知識を主に確認試験で判断する.エネルギー工学は広範な知識に基づくもので,かつ環境問題等と併せると単純に解が求まらない事柄も多く,この点については広範でかつ掘り下げた課題を扱うレポートにより判断する.

JABEE合格

到達目標の各々が達成されているかをレポート80%,試験20%で評価し,60%以上で合格とする

JABEE関連

(A)教養·倫理20%,(D)[主目標]専門基礎50%,(E)専門分野30%

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

基礎エネルギー工学,桂井誠,数理工学社

連絡先

下村(E棟2階北 B-8, 088-656-7463, simomura@ee.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: (月) 16:00 - 19:00 ※掲示板で確認されたい.

備考

授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である.