水の力学1
Hydraulics (1)
目的
静水力学と完全流体の流れに関する基本事項を習得させる．
概要
河川，海岸，港湾，上下水道の計画·設計の基礎となる水の力学のうち，静水力学と完全流体の流れに関する基本事項を講義する．
キーワード
流体の物性，静水圧，ベルヌーイの定理，運動量の法則
要件
なし
注意
なし
目標
| 1. | SI 単位と重力単位の両方を理解し，活用できる．静水圧に関する計算ができる． |
| 2. | ベルヌーイの定理と運動量方程式を理解し，計算ができる． |
計画
| 1. | 水の性質とふるまい |
| 2. | 次元と単位/精度と有効数字 |
| 3. | 静水圧の性質 |
| 4. | 平面に作用する静水圧 |
| 5. | 曲面に作用する静水圧 |
| 6. | 浮力と浮体の安定 |
| 7. | 相対的静止流体中の圧力 |
| 8. | 中間試験 |
| 9. | 中間試験の解説/流れの基礎・連続式 |
| 10. | ベルヌーイの式 |
| 11. | 運動量の式 |
| 12. | ベルヌーイの式の活用 |
| 13. | 運動量の式の活用 |
| 14. | さまざまな流れ |
| 15. | 期末試験 |
| 16. | 期末試験の解説 |
評価
到達目標1は中間試験により評価し，当到達目標は評点≧60%をクリア条件とする．到達目標2は期末試験により評価し，当到達目標は評点≧60%をクリア条件とする．両目標がクリアされた場合に合格とし，成績は各到達目標に対する評点の重みを50%，50%として算出する．
JABEE合格
【成績評価】と同一である．
JABEE関連
本学科の教育目標の3(2)に100%対応する．
対象学生
他学科，他学部学生も履修可能
教科書
井上和也編:図説 わかる水理学，学芸出版社
参考資料
鈴木幸一著:水理学演習，森北出版
連絡先
中野(A310, 088-656-7330, nakano@ce.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: オフィスアワー:年度ごとに学科の掲示板を参照のこと．
蒋(A311, 088-656-7346, jiang@ce.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 年度ごとに学科の掲示を参照すること
備考
授業を受ける際には，2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をしたうえで授業を受けることが，授業の理解と単位取得のために必要である．