2011年度 工学部 建設工学科 昼間コース — [選択] 3年(後期)

建築構造計画

Structural Design

非常勤講師・宮本 昌司, 助教・佐藤 弘美

2単位

目的

建築一般構造の構造設計に関する基礎的知識を習得する.

概要

講義形式.建築一般構造の構造計画,構造計算手法を学び,構造設計をする上での基礎的知識を学ぶ.授業は前半では鉄筋コンクリート造と鉄骨造を中心に構造全般への理解を深め,後半では木質構造についての理解を深める.

キーワード

建築構造,構造計画,構造計算

要件

『建築物のしくみ』の履修を前提とする.

目標

1.建築一般構造の構造設計に関する基礎的事項について理解し,説明できる.建築物の各種構造ごとの構造計算手法の概略を把握する.(1∼7回)
2.木質構造について,基礎的な知識を習得する.(8∼16回)

計画

1.ガイダンス,構造設計とはなにか(1)
2.構造設計とはなにか(2)
3.構造設計とはなにか(3)
4.各種構造について(鉄筋コンクリート造,鉄骨造,木造)
5.地盤について
6.鉄骨の溶接
7.耐震診断と耐震補強(鉄筋コンクリート造)
8.木質構造概論
9.木材と木質材料・木材物理
10.木造住宅(民家)の構造
11.木造住宅(在来)の構造
12.木質構造の変遷史
13.木造の構造計画
14.耐震診断と耐震補強(木造)
15.地震と木造建築
16.期末試験

評価

到達目標1はレポート及び授業への参加内容を評価し,到達目標2は期末試験の結果を評価し,それぞれ60%以上をクリアとする.すべての到達目標をクリアした場合を合格とし,成績は到達目標1,2 の評価をそれぞれ50%として算出する.

JABEE合格

【成績評価】と同一である.

対象学生

他学科,他学部学生も履修可能.

教科書

未定

参考資料

授業中に必要に応じて紹介する.また,補足説明用資料や演習問題プリントを配布し,解説する.

連絡先

佐藤(A511, 088-656-7324, sato@ce.tokushima-u.ac.jp)

備考

授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である.