2011年度 先端技術科学教育部 知的力学システム工学専攻 機械創造システム工学コース 博士前期課程 — [選択]

固体力学

Solid Mechanics

准教授・大石 篤哉

2単位

形態

講義および演習

目的

機械・構造物の強度設計において重要となる有限要素法の基礎知識を習得させる.

概要

熱伝導解析および応力解析のための有限要素法定式化について述べ,後半は有限要素解析で用いられる各種数値計算手法について解説する.

キーワード

弾性力学,有限要素法

目標

1.熱伝導問題における有限要素法の定式化について理解する.
2.応力解析における有限要素法の定式化について理解する.
3.有限要素解析に現れる数値計算手法を習得する.

計画

1.有限要素法の概要
2.1次元熱伝導問題の有限要素解析
3.2次元熱伝導問題の有限要素解析
4.3次元応力解析問題の定式化
5.3次元応力解析問題の有限要素解析
6.計算機科学の基礎
7.数値積分法(Newton-Cotes積分
8.数値積分法(Gauss積分)
9.線型方程式の解法(直接法)
10.線型方程式の解法(直接法の高速化)
11.線型方程式の解法(反復法)
12.線型方程式の解法(反復法の収束性)
13.大規模解析で用いられる解法
14.メッシュ作成アルゴリズム
15.メッシュ作成・可視化アルゴリズム
16.期末試験

評価

期末試験(70%),授業への取り組み(30%)を総合的に評価する.

対象学生

開講コースの学生のみ

連絡先

大石(M622, 088-656-7365, oishi@me.tokushima-u.ac(no-spam).jp)