精密機械工学
Precision Machinery
目的
精密機械工学と関連の深い電磁波計測技術として,X線計測とテラヘルツ(THz)計測を取り上げ,その基本原理について学習する.さらに,学生自身によるプレゼンテーションおよびレポートを通して,これらの技術の応用性と最新の動向を学ぶ.
概要
講義前半では,X線回折を用いた残留応力測定法について学ぶ.講義後半では,光波と電波の境界に位置し,新しい機械計測手段として注目されているテラヘルツ波を用いた各種計測手法について学ぶ.工業にかかわる科目である.
キーワード
X線回折,X線応力測定,THz分光,THzイメージング
要件
学部教育における機械計測および科学計測を理解していること.
目標
1. | X線応力測定法を理解する |
2. | THz計測技術を理解する |
計画
1. | X線回折(1)X線の性質 |
2. | X線回折(2)結晶の幾何学 |
3. | X線回折(3)原子および結晶による回折 |
4. | X線回折(4)粉末結晶からの回折 |
5. | 多結晶材料のX線応力測定法 |
6. | 繊維配向した材料のX線応力測定法 |
7. | X線応力測定の事例紹介 |
8. | レポートと発表 |
9. | THz技術概論 |
10. | THz波の発生技術 |
11. | THz波の検出技術 |
12. | THz分光法 |
13. | THzイメージング |
14. | THz応用計測 |
15. | レポートと発表 |
16. | 定期試験 |
評価
レポート・発表(60%)と試験(40%)を総合して評価する.
対象学生
開講コース学生のみ履修可能
教科書
講義時にプリントを配布する
参考資料
None
連絡先
安井(M317, 088-656-7377, yasui@me.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
日下(M322, 088-656-9442, kusaka@me.tokushima-u.ac(no-spam).jp)