2011年度 先端技術科学教育部 システム創生工学専攻 電気電子創生工学コース 博士後期課程 — [選択]

電力系統電磁環境特論

Power System Electromagnetic Compatibility

准教授・川田 昌武, 准教授・下村 直行

2単位

形態

講義形式とポートフォーリオ形式の併用

目的

1.自然界の電磁環境の諸特性を理解する. 2.電力系統から発生する電磁界の諸特性,生体への影響について理解する. 3.電力系統からの電磁界の発生機構と,そのミティゲーション法について理解する. 4.最新の論文を調査し,英語による口頭発表を実施することにより,発表能力の向上を目指す.

概要

電力系統の電磁環境については低周波から高周波までを対象にして,その能動的·受動的影響の視点から,その特性,生体·社会的影響,ミティゲーション法等について講述する. (下村直行准教授)電力系統から発生する電磁界の発生機構,その特性,生体·電気電子回路·社会影響,そのミティゲーション法について講義する. (川田昌武准教授)電力系統から発生する高周波電磁界の発生機構,その検出方法について論述する.

キーワード

電力工学,電磁環境,生体電磁気

要件

電磁環境工学一般について理解していること.

目標

1.自然界の電磁環境の諸特性を理解する.
2.電力系統から発生する電磁界の諸特性,生体への影響について理解する.
3.電力系統からの電磁界の発生機構と,ミティゲーション法,検出法について理解する.

計画

1.自然界の電磁環境1(電界)
2.自然界の電磁環境2(磁界)
3.電力系統の電磁環境の諸特性1(電界)
4.電力系統の電磁環境の諸特性2(磁界)
5.電力系統から発生する低周波電磁界の諸特性1
6.電力系統から発生する低周波電磁界の諸特性2
7.電力系統から発生する低周波電磁界の生体影響1
8.電力系統から発生する低周波電磁界の生体影響2
9.電力系統からの電磁界の発生機構
10.電磁界と生体の関係
11.電磁界と生体の解析法
12.電力系統から発生する電磁界の社会的影響
13.電力系統から発生する高周波電磁界の発生機構1
14.電力系統から発生する高周波電磁界の発生機構2
15.電力系統から発生する高周波電磁界の検出方法
16.電力系統電磁環境特論まとめ

評価

レポート50% プレゼンテーション50% 合格には60%以上が必要.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

印刷資料

連絡先

川田(E棟2階北 B-10, 088-656-7460, kawada@ee.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: (水)(木) 16:00-17:00

備考

1.言語:英語
2.授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である