2011年度 総合科学教育部 臨床心理学専攻 博士前期課程 — [必修] 2年(通年)

臨床心理学特別演習

准教授・境 泉洋

4単位

目的

本演習では,修士論文に関するテーマ選定,実験あるいは調査の手続きなど,一連の論文作成技法について学び,修士に値する論文作成能力を養成する.具体的には,社会的ひきこもり等のコミュニティ全体で捉えるべき臨床心理学的問題について,認知行動論,コミュニティ心理学の観点から検討を加える.そして,そうした問題の形成・維持のメカニズムを解明し,最終的には予防,改善するための能力を養うことを目指す.

概要

テーマの決定を行い,先行研究のレビュー,研究の方法に関する指導,データ収集,データ解析,論文執筆指導,学会発表,論文投稿に関する指導を行う.

キーワード

臨床心理学,認知行動療法,コミュニティ心理学

目標

1.修士に値する論文作成能力の養成と査読雑誌への投稿

計画

1.テーマの決定を行った上で,関連する先行研究のレビューを行う.
2.レビューによって具体的な研究課題を設定する.
3.研究課題に関するデータ収集を行うための方法を決定し,データ収集をすすめる.
4.心理統計の知識と実施の指導を行う.
5.論文執筆指導,学会発表指導,論文投稿指導を行い,得られた成果の普及を目指した指導を行う.

評価

出席,受講態度,レポート課題等によって評価する.

再評価

原則として再試験は実施しないが,受講生の事情に応じて追加レポート等により合否の判定を行うこともある.

教科書

指定しない

参考資料

行動療法研究,認知療法研究

連絡先

境(088-656-7191, motohiro@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 火曜日2限目

備考

毎年開講