2011年度 総合科学部 学士課程 — [選択必修(B)] 2年(前期)

実用外国語基礎演習Ⅰ(ドイツ語)

准教授・井戸 慶治

2単位

目的

全学共通教育のドイツ語で習得した知識を基礎として,初級文法の不足している部分を補いながら,より実用的なレベルをめざす.今後の授業やゼミでドイツ語と関わるかもしれない人や,ドイツ語またはドイツ一般に関心を持つ人の,さらなる自主的学習のための基礎固め・橋渡しとなれば幸いである.また,折に触れてドイツ語圏の文化や事情を,視聴覚教材なども用いて紹介するが,このことは英語圏の知識に偏らない健全な国際感覚を持つために有益であろう.

概要

この授業は,1)専門の授業においてドイツ語を必要とするので,ドイツ語をメインにして「実用外国語演習」を履修したい人,または2)ドイツ語,またはドイツに関心があり,せっかく1年間履修したドイツ語の知識をもう少し確実なものにしておきたい人,のための授業である.全学共通教育のドイツ語初級を履修ずみで,ドイツ語圏の言語や文化,社会に関心を持つ人であれば,所属コースにかかわらず受講を歓迎する.ただし,他の外国語との関連で単位に関する制約があるので,下の「注意」を必ず参照のこと.

注意

2009年度以降入学(新カリ)の学生については,以下の諸点に注意が必要である.学部共通の選択必修Bは,卒業に必要な単位としては上限4単位という制限がある.また,英語,フランス語の同種の授業と同じ時間帯に開講されているので,これらと同じ年度に履修することはできない.また,年度をずらして複数の外国語を受講したとしても,「卒業に有効な」単位として算定されるのは,いずれかひとつだけである.もちろん,「卒業に有効な」単位にならなくても,受講することはできるし,「せっかく1年間学んだのだからもっとしっかり学びたい」という気持ちはもっともであり,そのような受講生向けにも開設された授業である.

目標

1.ドイツ語初級文法の簡単な復習と補完を並行しておこない,基礎的知識を確実にする.
2.ドイツ語の読み書き話し聴く能力の基礎を習得する.
3.ドイツ語圏の事情や文化に触れる.

計画

1.初級文法の復習と補完,初歩的な口語表現,初歩的なテキストの読解,簡単な独作文などが中心となるだろう. 受講生が少人数であることが予想されるため,具体的な内容については,受講生のレベルや希望,関心に応じて決定する.その参考とするために,最初の授業では,これまでに習った内容などについての簡単なアンケートをおこなう.
2.ドイツ語圏の文化・社会に関する種々の情報の提供も試みるが,そのさい受講生の希望や関心にも応じたい.

評価

平常点(授業中の発表や教員とのやりとりに対する評価)が中心になるが,他に,筆記の課題を課すこともある.また,前回の授業で習った(あるいは復習した)基本的な暗記事項などについて,小テストをおこなう.

再評価

なし.

教科書

何か一冊に決めて購入するか,必要に応じてプリントを配布する.4月初めごろの授業で決定する.

参考資料

必要に応じて視聴覚教材や参考文献,あるいはそれからのコピーを提示する.

連絡先

井戸(ido@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 火曜日16-17時 3号館1階学習支援室
ido@ias.tokushima-u.ac.jp