地域調査演習E
准教授・樫田 美雄
2単位
目的
在宅療養の状況の複雑さを知り，現代社会理解には総合科学的視点が重要であることを理解する．さらに，エスノメソドロジー・会話分析という社会学の技法をもって分析することが，総合科学的理解に有意義であることを理解する．
概要
調査地選定，予備調査，班別討論，再調査，ビデオ分析，原稿執筆，プレゼンテーション準備，報告会開催，報告書刊行，という一連の作業に従事しながら，プロジェクトを進行させていくということに必要な全ての能力を身につけていく．同時に，学問が実践的に使われていく現場に身を置くことで，学問の有用性を体感する．
キーワード
在宅療養，エスノメソドロジー
注意
初回から班分けと論文発表分担に入るので，欠席しないこと．欠席者には理由を問う．
目標
| 1. | 邦文テキストを読んで，レジュメを作ることができる． |
| 2. | 欧文テキストを読んで，レジュメを作ることができる． |
| 3. | 半構造化インタビューの準備として，質問項目一覧を作れる |
| 4. | エスノメソドロジー・会話分析という社会学の潮流について概要を理解する |
計画
| 1. | イントロダクション．合宿日程，実習幹事の決定． |
| 2. | テキスト1の1章の読解 |
| 3. | テキスト1の2章の読解 |
| 4. | テキスト1の3章の読解 |
| 5. | テキスト1の4章の読解 |
| 6. | インタビューの練習(1) |
| 7. | インタビューの練習(2) |
| 8. | ビデオ撮影の練習(1) |
| 9. | ビデオ撮影の練習(2) |
| 10. | テキスト2の1章の読解 |
| 11. | テキスト2の2章の読解 |
| 12. | テキスト2の3章の読解 |
| 13. | テキスト2の4章の読解 |
| 14. | 現地調査準備 |
| 15. | 夏合宿準備 |
評価
日常の授業への取り組みに基づいて評価する(100%)
再評価
行わない．
教科書
串田 秀也・好井 裕明 編『エスノメソドロジーを学ぶ人のために』世界思想社
山崎敬一編2004『実践エスノメソドロジー入門』有斐閣．
連絡先
樫田(工学部キャンパスSVBL棟3階プロジェクト研究室1に常駐.1号館南棟1階1S19 はときどき., 088-656-9512, kashida.yoshio@nifty.(no-spam)com)
- オフィスアワー: 火曜日_14:00から15:00
備考
同一教員が同一曜日に開講している地域調査法と同時に履修すること．また，卒論テーマ発表会，卒論中間発表会，および，卒論発表会が，授業関連の行事として開催される，5月25日，11月11日，2012年2月12日はなるべく予定をあけておくこと．