2011年度 総合科学部 人間文化学科 国際文化コース 学士課程 — [選択] 2年(後期)

東アジア文化論講読Ⅱ

准教授・田中 智行

2単位

目的

李漁『閑情偶寄』を読む

概要

明末清初の人・李漁の『閑情偶寄』から読みやすい文章を選び,漢文訓読の形式で精読する.演劇・建築・家具・飲食・植物など多彩なテーマにわたる随筆集であり,受講者の興味に応じて読む文章を決めたい.担当者はとくに決めず,毎回の予習を求め,その場で指名する.

キーワード

文学,漢文,中国語

注意

外国語の古典文語文であるから,辞書を引かなければ読めない.なんとなく訓読してわかったつもりにならず,丁寧に漢和辞典に当たることはもちろん,論理的に文章を解釈する習慣を養ってほしい.

目標

1.漢文法の基礎を学び,漢和辞書を引きながら文章を正確に理解する力を身につける.

計画

1.ガイダンス
2.漢文訓読の基礎1
3.漢文訓読の基礎2
4.明代文学史概説1
5.明代文学史概説2
6.講読 閑情偶寄1
7.講読 閑情偶寄2
8.講読 閑情偶寄3
9.講読 閑情偶寄4
10.講読 閑情偶寄5
11.講読 閑情偶寄6
12.講読 閑情偶寄7
13.講読 閑情偶寄8
14.講読 閑情偶寄9
15.講読 閑情偶寄10
16.補足と総括

評価

平常点とレポートにより総合的に評価する.

再評価

行わない

参考資料

『全訳漢辞海』(三省堂)

連絡先

田中(総合科学部1号館2320号, 088-656-7115, tomoyuki@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
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