分子生物学

目的

この授業では，遺伝子の物質的な側面を，DNAの構造·複製·修復という観点から学ぶ．またDNAに保持されている遺伝情報がどのようにして発現されるのかということを，RNAの転写，タンパク質の翻訳として学ぶ．この授業を通じて，生物の遺伝情報の流れの基本を理解することを目的とする．

概要

地球上の生物の「遺伝情報」は，細胞分裂を通じて娘細胞へ，また生殖細胞を通じて子孫へと受け継がれる．この遺伝情報の担い手が「遺伝子」である．遺伝子は，情報を運ぶ媒体であるとともに化学物質であるという側面を持つ．これらに関して，基本的には「エッセンシャル細胞生物学」(Alberts他著．中村桂子他訳．南江堂)の第6·7章の内容に対応する授業を行なう．また適宜ビデオ教材を用い，授業の理解を深める．

キーワード

遺伝子，DNA，RNA，タンパク質，分子生物学

先行科目

生命科学基礎実験，生命科学の基礎

関連科目

発生学，適応進化学，環境共生学実験Ⅰ

注意

毎回授業中にミニレポートを配布する．このミニレポートの提出をもって授業への出席確認と，レポートの採点とするので，必ず授業には出席しミニレポートを提出すること．予習，復習，試験勉強のためIBS出版「新·分子生物学」(石川統著)を精読することを勧める．

評価

授業への出席(20%)，レポート内容(40%)，および期末テスト(40%)

再評価

再テスト有

教科書

IBS出版「新·分子生物学」(石川統著)

URL

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