心理・健康ゼミナールⅡ
准教授・境 泉洋
2単位
目的
本ゼミでは大学生を中心とした若年者の社会的自立のための認知行動療法の適用を中心的なテーマとしています.現代社会においては,不登校,高校中退,大学中退,フリーター,非正規雇用,ニート,ひきこもり,ワーキングプアー,自殺,過労死,早期離職など,若年者の社会的自立にまつわる課題が多く存在します.こうした課題の解決においては,心理的要因と社会的要因の双方を考慮するコミュニティ心理学の観点が重要となります. 若年者の社会的自立の中でも,担当教員は「ひきこもりの認知行動療法」を主な研究テーマとしています.ひきこもり支援における認知行動療法の適用は,まだ端緒についたばかりですが,本研究室では現在,ひきこもり経験者やその家族への集団認知行動療法の効果検証に力を入れています.
概要
ゼミの時間では,各自がレポートを作成し,その発表を踏まえて議論を行います. 後期は,興味のあるテーマについての日本語,英語の学術論文を読み,議論を行います.そして,前期,後期の学習を踏まえ,卒業論文の計画を作成していきます.
キーワード
臨床心理学,認知行動療法,学習心理学,コミュニティ心理学
先行科目
目標
1. | 研究計画立案能力の習得を目指します. |
計画
1. | ガイダンス |
2. | 夏休み課題の発表 |
3. | 〃 |
4. | 〃 |
5. | 各人の興味のあるテーマの日本語,英語論文についてレジュメ作成,発表,議論.卒論構想発表. |
6. | 〃 |
7. | 〃 |
8. | 〃 |
9. | 〃 |
10. | 〃 |
11. | 卒論構想発表 |
12. | 〃 |
13. | 〃 |
14. | データ入力実習 |
15. | データ解析実習 |
16. | まとめ |
評価
発表,受講態度によって総合的に評価する
再評価
原則として再試験は実施しないが,受講生の事情に応じて追加レポート等により合否の判定を行うこともある.
教科書
特に指定しない
参考資料
行動療法研究
連絡先
境(088-656-7191, motohiro@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 火曜日2限目
備考
毎年開講