2011年度 徳島大学 共通教育 教養科目群 — 毎年(前期)

歴史と文化 / 20世紀前半の中国

History and Culture / 20th Century China I

平成19年度以前の授業科目:『歴史と文化』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『歴史と文化 / 20世紀前半の中国』

准教授・荒武 達朗

2単位

 月(1・2) 全(全)

授業の目的

本授業では20世紀前半の中国史,帝政の崩壊から中華人民共和国成立までを講義する.歴史事項の暗記につとめるのではなく,個々の歴史事項が歴史的文脈の中でどういう意味を持っているのかを「考察」していきたい.

授業の概要

下の授業の計画を見よ.

受講者へのメッセージ

受講態度は授業を受ける前提である.授業開始直後などに出席をとる.睡眠や内職は認めない.携帯電話の使用はもってのほかであり,これらの行為は叱責の対象である.漫然と受講することはけして出来ないが,ただし本当に中国の歴史について学ぼうとする者に対して有意義な内容を提示できるものと自負している.

到達目標

1.我々にとっても極めて重要な中国近現代史のアウトラインを理解する.

授業の計画

1.以下の項目の順番に沿って授業を進める.
2.斜陽の大清帝国:西方の衝撃(ウエスタンインパクト)
3.帝国主義の時代
4.1910年代 中華民国の成立と政局の混乱
5.五四運動へ:民族意識の高揚
6.1920年代 中国国民党と中国共産党:統一への試行錯誤
7.北伐の完成:中国の統一 南京国民政府の成立
8.毛沢東と蒋介石 二つのパーソナリティ
9.1930年代 日本の大陸侵略1
10.1937年-45年 日本の大陸侵略2 日中全面戦争
11.1945-49年 「惨勝」 国共内戦 中華人民共和国の成立(共産党の勝利)
12.(一回の授業で語り尽くせぬ場合には,次の回へと順延していく.)
13.(テスト)
14.(総括授業)

成績評価の方法

小テスト(40点),期末試験·レポート(60点)

再試験の有無

教科書

教科書はプリントを準備する.参考書などは追って指示する.

連絡先

荒武(2312, 088-656-7148, aratake@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)

備考

内容を変更する場合もある.その場合は掲示にて通知する.