2011年度 徳島大学 共通教育 教養科目群 — 毎年(前期)

歴史と文化 / アーツ・アンド・テクノロジー

History and Culture / Arts and technology

平成19年度以前の授業科目:『歴史と文化』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『歴史と文化 / アーツ・アンド・テクノロジー』

教授・石井 健二

2単位

 木(5・6) 全(全)

授業のタイプ

講義および演習

授業の目的

人類発生時のイメージの定着方法からコンピュータの普及にともなう新しいメディアを駆使した視覚表現の可能性を含めて考察する.そして芸術表現についての関心を呼び起こし,その基礎知識を提供することにより,現代のマルチメディア社会に適合できる人材養成を図ることを目的とする.なお社会(あるいは学問体系)における同授業を受ける意義とかその必要性,あるいは,同授業の社会における立ち位置等について,私自身が考えていることを書いておきたい.現代社会は外国文化との接触・交流の密度が増し,広い意味での異文化理解についての深い勉強を大学生活の中で積極的に行うことが,どのような分野を専攻しようとしている学生にとっても,極めて大切である.この授業は,そのような意味においても大変有益であり,又,多様なビジュアルコミュニケーションを最初に書いたような趣旨で学生時代に学ぶことは,どのような研究分野を目指している学生にとっても,直接的にも間接的にもプラスに働くことが多いのではないかと思っている.

授業の概要

芸術作品の制作を通じて,作品の保存·修復・管理及び展示方法について考察する.

キーワード

視覚表現,古典技法

受講者へのメッセージ

講義は総合科学部マルチメディアB棟1階 マルチメディア講義・講義室にて行う.2011年度は前期の木曜日の5・6講時に開講する.教養科目の単位となります.30人で締め切る.アート表現に興味関心のある意欲的な学生を望む.

到達目標

1.表現された作品の展示と保存·修復に関する知識を身につける.

授業の計画

1.芸術作品に関する表現について,時代背景を追いながら考察し,主な表現技法についてはワークショップ(制作実習)を交えながら,技法の説明を行う,
2.受講生による発表を中心に授業を進める
3.デザイン処理について
4.壁画·版画・絵画·染色・映像・総合芸術について
5.イメージの定着方法について
6.版画・エッチング技法について
7.リトグラフ技法について
8.シルクスクリーン技法について
9.壁画・フレスコ画技法について
10.染色・型染め技法について
11.カリグラフィー模写実習
12.コンサベーションについて
13.マルチメディアを利用した総合芸術の可能性について
14.コンピュータによる表現の現状と今後の可能性について
15.レポート提出の締め切り
16.総括授業

成績評価の方法

授業への取り組み状況,レポート及び出席状況などにより総合的に評価する.

再試験の有無

行わない.

教科書

教科書は使用しない.適宜プリントを配布する.

参考書

講義の中で配布する.

連絡先

石井(マルチB-203, 088-656-7165, ishii@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 木曜昼休み