2011年度 徳島大学 共通教育 教養科目群 — 毎年(前期)

自然と技術 / 地表環境の地学

Science and Technology / Earth surface processes and environments

平成19年度以前の授業科目:『自然と技術』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『自然と技術 / 地表環境の地学』

准教授・西山 賢一

2単位

 木(3・4) 全(全)

授業の目的

地球温暖化,海面上昇,異常気象,砂漠化,水資源の汚染,資源の枯渇など,地球規模での種々の環境問題が懸念されている.このような地球規模での環境変化を理解するためには,地球科学の知識が必須である.特に,地球の表層で起こる環境変動を理解しておく必要がある.この講義では,地球表層で生じる種々の地学的現象を解説するとともに,自然と人間とのよりよいつきあい方を考えていく.

授業の概要

地球環境を特徴づける種々の地学的現象(気候変動,海水準変動,気象,水循環,地下水,土壌)について学ぶ.また,地球温暖化をはじめ,砂漠化,地下水・土壌汚染,資源開発,土地利用,自然災害についても理解を深める.

キーワード

環境地学,地球科学,地球環境,地表,自然環境

受講者へのメッセージ

毎回パワーポイントを使用します.毎回の講義の最後に,当日の理解度を確認する小問題を出します.講義に関する質問を歓迎します.ビデオを使うことがあります.

到達目標

1.地球環境を特徴づける地学現象を理解し,地球環境問題の基礎知識を身につける.

授業の計画

1.地表環境の特徴と変化
2.地球温暖化の予測
3.過去を知るテクニック:年代測定法
4.気候変動とは何か?
5.海水準変動とは何か?
6.お天気の科学
7.大気の環境問題と異常気象
8.地球上をめぐる水の特徴と利用
9.地下水の特徴と利用
10.地下水・土壌汚染の特徴と対策
11.土壌の形成と砂漠化
12.鉱物・エネルギー資源
13.土地利用を考える
14.自然災害とその予測
15.試験
16.総括授業

成績評価の方法

期末試験と,毎回の小テストを総合的に判断して評価する.

再試験の有無

再試験あり

教科書

教科書:指定しない.必要に応じてプリントを配布する.

参考書

参考書:「百年·千年·万年後の日本の自然と人類」古今書院,「地球史が語る近未来の環境」東大出版会,「新版 自然環境の生い立ち」朝倉書店,「環境と地質(全5巻.日本語訳)」古今書院

連絡先

西山(総科3号館2S05, 088-656-7239, nisiyama@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日12時∼13時