2011年度 徳島大学 共通教育 教養科目群 — 毎年(後期)

人間と生命 / 環境とバイオテクノロジー

Humanity and Life / Environment and Biotechnology

平成19年度以前の授業科目:『人間と生命』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『人間と生命 / 環境とバイオテクノロジー』

准教授・佐藤 高則

2単位

 金(9・10) 全(全)

授業のタイプ

講義および演習

授業の目的

近年,バイオテクノロジーの発展はめざましく,我々の周りにはバイオテクノロジーを利用した製品が数多く見受けられる.また,バイオエタノールのように生物資源を利用した環境関連のバイオテクノロジーも発展している.こうしたバイオテクノロジーや環境との関係に対しては,基礎知識を正しく理解し,自分の意見を持つことが重要である.本講義は,バイオテクノロジーの生体高分子・産業・環境への利用の現状に対して幅広く見識を広げることを目的としている.

授業の概要

生体高分子の基礎から,種々のバイオテクノロジー技術およびその環境への応用までを幅広く講義し,バイオテクノロジーの恩恵とその功罪について述べる.

キーワード

生体高分子,バイオテクノロジー,遺伝子組換え,環境

受講者へのメッセージ

毎回,課題を出しますので出席してください.

到達目標

1.バイオテクノロジーの理解
2.バイオテクノロジーと生体高分子や環境の関連の理解
3.バイオテクノロジーに対する自分の意見を持てるようになる

授業の計画

1.シラバスの説明,講義概要
2.生体高分子の基礎(1)
3.生体高分子の基礎(2)
4.生体高分子の機能·構造
5.バイオテクノロジーの歴史および概論(1)
6.バイオテクノロジーの歴史および概論(2)
7.遺伝子工学と応用
8.タンパク質工学と応用
9.酵素工学と応用
10.微生物工学と応用
11.環境工学と応用
12.遺伝子組み換え作物
13.バイオリソースとその利用
14.バイオテクノロジーの将来と問題点 (1),課題レポートの説明
15.バイオテクノロジーの将来と問題点 (2),課題レポートの説明
16.統括授業

成績評価の方法

毎回の課題60%,定期レポート 40% として評価する

再試験の有無

教科書

プリントを適宜配布する.

参考書

熊谷・金谷編:生命工学ー分子から環境までー(共立出版)

連絡先

佐藤(3N05, 088-656-7657, tsatoh@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 授業時間以外の平日9:00-17:00

備考

高校生・市民への公開授業となっています.