2011年度 徳島大学 共通教育 教養科目群 — 毎年(後期)

自然と技術 / アクティブラーニングで環境から科学を考える

Science and Technology / Regard Science from Social Elements by Active Learning

平成19年度以前の授業科目:『自然と技術』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『自然と技術 / アクティブラーニングで環境から科学を考える』

准教授・齊藤 隆仁, 学術研究員・中恵 真理子

2単位

 水(3・4) 全(全)

授業のタイプ

講義および演習

授業の目的

環境問題はエネルギーをはじめとする資源,経済状況などが複雑な地球システムに絡み合って連動している.これらの問題の解決には科学技術の進歩や経済的,政策的手法はもちろんであるが,市民一人一人が複雑なシステムを理解する把握する力,聡明な判断力,そして社会に関与する力などが求められている.この授業では能動的学習(アクティブラーニング)によって多角的視野から環境問題について論理的に考えていく.他者を通して理解をより深いものとするとともに,身近の物から世界とのつながりを考えていく.

授業の概要

まず論理的思考法について学ぶ,その後,種々の環境に関する課題についてグループ学習を行う.科学と社会のかかわりに関しての多様性を知り,望ましい未来像について討議していく.最終的には,各自が課題を設定して小論文としてまとめる.

キーワード

アクティブラーニング,科学と社会,環境問題

受講者へのメッセージ

授業は,グループ討論と自分の考えを文章にまとめることが中心となる.様々な人の意見をよく聞き,自分で良く考え,積極的に発言・行動できる姿勢が望まれる.講義に社会人が参加する予定である.

到達目標

1.環境問題について能動的学習者として自ら調べ,グループで議論ができ,小論文が書けるようになる.

授業の計画

1.ガイダンス
2.この授業で何を学ぶのか?何を学びたいのか?
3.吉野川から学ぶ
4.水と環境のグループ学習
5.科学技術と経済に関する疑似体験ゲーム
6.疑似体験ゲームを通してグループ学習
7.人類とエネルギー
8.環境科学と物理
9.地球温暖化を考える
10.地球温暖化のグループ学習
11.資源と環境
12.個別課題設定
13.個別課題の検討
14.個別課題の小論文作成
15.小論文発表
16.総括授業

成績評価の方法

授業の要約や課題について文章にまとめ提出50%,課題小論文・発表50%として総合的に評価する.

再試験の有無

有り

教科書

「論理的に説明する技術」福澤一吉著,ソフトバンククリエイティブ,952円

連絡先

齊藤(総合科学部3号館1N08, 088-656-7232, saito@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 金曜日12:00∼12:50 3号館スタジオ学習支援室
中恵(連絡先未登録)