2011年度 徳島大学 共通教育 社会性形成科目群 — 毎年(後期)

共創型学習 / 「つたえること」と「ものづくり」ー藍染めの科学ー

Creativity Development / Handicrafts and Social Communications (Indigo Dyeing)

平成19年度以前の授業科目:『共創型学習』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『自然と技術 / 「つたえること」と「ものづくり」ー藍染めの科学ー』

准教授・佐藤 高則

2単位

 木(3・4) 全(全)

授業のタイプ

講義および演習

授業の目的

藍染め文化は,吉野川の自然との共生の結果生まれてきた徳島の伝統文化である.このような地域文化を体系的に理解するためには,協同的作業を通じた体験型学習が必要であり,さらに今後の大学での能動的な学習の一助ともなりうる.この授業では,藍染めを体験しながらクラフト作品を創作することにより,藍染め文化を知り,経験を通して伝統的な日本の文化を知る.また,創作活動のグループワークを通じて,お互いのコミュニケーションをはかる.また,伝えたいことを作品作品に表現することにより,コミュニケーションについて考える.

授業の概要

本講義ではグループ単位で,作品の企画と製作,作品に込めるメッセージについて話し合う.藍染めや草木染めを基本としたクラフト作品を作成しながら,藍染めの原理と文化を学習する.作品をどのようにメッセージとして生かすかについて.グループディスカッションにより深めてゆく.

キーワード

共創型学習,ものつくり,コミュニケーション,伝統文化,藍染め

関連科目

共創型学習 / 「つたえること」と「ものづくり」-科学と遊ぼう-,歴史と文化 / (総)中国語Ⅱ

受講者へのメッセージ

本授業は「社会性形成科目群」です.

到達目標

1.藍染めの体験学習を通じて「藍染め文化」への興味を喚起するとともに,創造力を作品に反映させながら,コミュニケーション力の向上を目指す

授業の計画

1.講義ガイダンス
2.藍染めとは
3.藍の発色を化学で考えよう
4.藍染めしてみよう
5.身近な草木で染めよう
6.草木染めを科学する
7.クラフト作品の構想
8.染料の調製と試し染め
9.藍染め・草木染めで表現
10.染色の完成
11.ソーイング
12.作品の制作(1)
13.作品の制作(2)
14.発表会の準備
15.発表会
16.統括授業

成績評価の方法

毎回のワークシート60%,報告·発表会 40% として評価する

再試験の有無

教科書

特になし

参考書

特になし

連絡先

佐藤(3N05, 088-656-7657, tsatoh@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 授業時間以外の平日9:00-17:00

備考

地域社会人の方も受講する場合があります.