2011年度 徳島大学 共通教育 教養科目群 — 毎年(後期)

歴史と文化 / 日本語力をみがこう

History and Culture / Brush up your Japanese

平成19年度以前の授業科目:『歴史と文化』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『歴史と文化 / 日本語力をみがこう』

教授・仙波 光明

2単位

 木(11・12) 夜間主(全1∼4年)

授業のタイプ

講義

授業の目的

現代の社会生活を送る上で,身につけておいた方が良いと思われる,「正しい」日本語についての知識を増やすと共に,適切な日本語とはどのようなものか,的確に判断できるようになるための勉強の仕方を身につける.

授業の概要

規範的な日本語のあり方を重視する立場から書かれた教科書を利用し,それに従いつつ,一方,別の見方についても必要に応じて話題にする.教科書に用意された問題を解くことをしながら,より深く検討してみたい.

受講者へのメッセージ

シラバスの内容および授業の進度について,ある程度の修正が行われるかもしれない.詳しくは,1回目の授業で説明する.このシラバスの内容は,あくまでも予定である.教科書を用いるが,教科書の内容すべてにわたって解説することは予定していない.あくまでも自習を前提とする.なお,この授業では,毎回,小テストを実施する.また授業に関する質問·感想·疑問等を書いて提出してもらうが,このデータ(出席状況,質問,感想)は,次回の授業資料に記すかたちで受講生に公開される場合がある.ただし,受講者数などの状況によって不可能になるかもしれない. なお,6回以上欠席した場合には,名前が上記資料から自動的に削除される.

到達目標

1.社会生活に必要な日本語についての学び方を知る.
2.規範的な(正しいと言われる)日本語についての知識を身につける.
3.敬語のしくみの基本を知り,適切に運用できるようになる.
4.言語運用を支える日本語の文法について,必要な知識を身につける.
5.語彙力,漢字力を養う方法を身につける.

授業の計画

1.日本語の勉強を始める前に(教科書の第1日∼第2日)
2.尊敬語と謙譲語(教科書:第6日∼第12日)
3.第三者が関わる場合の敬語など(教科書第13日∼第18日)
4.敬語についての整理(教科書第6日∼第21日)
5.文法その1(正しくないと言われる表現は,なぜ生まれたのか.教科書第22日∼第26日から)
6.文法その2(悪文はなぜできてしまうのか.教科書第27日∼第31日から)
7.語彙力(使える言葉の数を増やすには.教科書第32日∼第41日)
8.語彙力(同義語・対義語・類義語を探すには.教科書第42日∼第48日)
9.日本語の表記(仮名遣い・送り仮名.教科書第49日∼第54日)
10.日本語の運用(意味を調べる.慣用句を覚えよう.教科書第55日∼第62日)
11.日本語の運用(ことわざ・故事成語など.教科書第63日∼第68日)
12.漢字の大切さ(教育漢字は完璧ですか? 教科書第69日∼第75日)
13.漢字(より高いレベルに達するには.どこまで求められるのか.教科書第76日∼第83日)
14.まとめと補足(教科書第84日∼第90日)
15.試験
16.補足・補充的なことがら(内容未定)

成績評価の方法

小テスト(毎回行います)50%,試験50%を基準とする.

再試験の有無

再試験

教科書

川本信幹『みがこう,あなたの日本語力』東京書籍

参考書

必要な,あるいは参考になるものを随時紹介する.

連絡先

仙波(2319, 088-656-7117, senba@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)