各ウィンドウについて
EdbClientで使用するウィンドウには,起動直後に表示されるもの以外にも様々なものがあります.
- ウィンドウの基本操作
- 起動後に表示されるウィンドウ
- EdbClientウィンドウ
- その他のウィンドウ
本章では,上記の順に各ウィンドウの役割とメニュー・シートの説明をしていきます.
- ウィンドウの基本操作
EdbClientには様々なウィンドウがありますが,基本的な操作に大きな違いはありません.
EdbClientでは,下記の方針で操作方法が提供されています.
情報に対する基本的な操作は,メニューバーに配置する.
ウィンドウ内に表示されている各項目等に対する個別の操作はポップアップメニューで提供する. ポップアップメニューの表示の方法は,各OSのユーザインタフェースに沿って提供されています.
項目の移動やコピーはドラッグ&ドロップで提供する.
ポップアップメニューの表示可能位置やドラッグ可能な項目は,マウスカーソルを「矢印」から「ハンド」に表示を切替えることによって知らせる.
情報ウィンドウ自体には細かい操作説明を表示せず,別に「アシスタンスウィンドウ」を設け,そのウィンドウ内に操作説明を表示する.
特に注意を促すべき用件があるときには, 「強く注意を促すアイコン」 または 「注意を促すアイコン」 を用いて,その箇所を示す.
- 起動後に表示されるウィンドウ
EdbClientの起動・EDBサーバへの接続が完了すると,EdbClientのウィンドウが表示されます.
表示されるのは
- EdbClient ウィンドウ
- Stickies ウィンドウ
- Processing ウィンドウ
- Assistance ウィンドウ
の4つのウィンドウです.ここでは,各ウィンドウの役割を説明します.
(注意) 上の画面は,それぞれのウィンドウが見やすいように並べてあります.実際には,この画面の通りにウィンドウが表示されるわけではありません.なお,ProcessingウィンドウとAssistanceウィンドウが重なってどちらか一方しか表示されていない場合は,ウィンドウをドラッグするなどして,重ならないように移動させてください.
- Stickies ウィンドウ
Stickies(ステッキーズ)ウィンドウは,一時的に何かを張り付けておくためのウィンドウです.閲覧や編集の途中で一時的に記憶しておきたい事柄を張り付けておくために用います.
第6章の
Stickiesの使い方
にてStickiesウィンドウの詳しい使い方を説明しています.
- Processing ウィンドウ
Processing(プロセッシング)ウィンドウは,EdbClientの行う処理や,データベースとの通信に関する処理情報を表示するウィンドウです.EDB/Javaの処理状況を表示されるために用いられます.表示されるメッセージはおもにデバッグ情報です.
- Assistance ウィンドウ
Assistance(アシスタンス)ウィンドウは,様々な操作に関連したメッセージを表示するウィンドウです.ユーザーにメッセージを告知するために用いられます.
- EdbClientウィンドウのメニューについて
EdbClientを使用するにあたり,メインとなるのがEdbClientの起動と同時に表示されるEdbClientウィンドウです.
このEdbClientウィンドウを操作することによって、EDBに登録されている情報の閲覧や登録・変更,そして職員業績評価シートの入力を行えるようになります.
まずは,そのEdbClientウィンドウの操作方法についての説明をしていきます.
- メニューの説明
EdbClientウィンドウの各メニューについて説明します.
EdbClientウィンドウの上部にあるのがメニューバーです.
左から
EdbClient
テーブル
「操作者」の名前
ウィンドウ
ヘルプ
とあり,クリックすることで,それぞれのメニューが表示されるようになっています.
- EdbClientメニュー
EdbClientメニューについて説明します.
このメニューには,EdbClient自身の実行状態の制御や情報を閲覧するための一般的なメニューを集めてあります.
- ウィンドウメニュー
ウィンドウメニューについて説明します.
現在,EdbClientが作成したウィンドウのリスト(隠れているものも含む)をメニュー形式で表示します.
選択すると,そのウィンドウが最上位に表示されます.
他のウィンドウの影にかくれてしまったウィンドウや,消してしまったウィンドウを再表示する用途にお使い下さい.
- EdbClientウィンドウのシートについて
- シートの説明
EdbClientウィンドウのタブとシートについて説明します.
EdbClientウィンドウのメニューバーの下にあるのがタブです.
左から
全般
認証
個人
教育
研究
貢献
評価
DNS
とあり,タブをクリックすることで,それぞれのシートが表示されるようになっています。
各シートでは,それぞれのタブ名に関連した情報の閲覧や変更などを行うことができます.
- 全般シート
全般シートについて説明します.
このシートでは,EdbClientの終了や指定したEIDの情報閲覧などを行うことができます.
全般シートには,以下の項目があります.
EdbClientを終了する
EIDを指定して情報閲覧
操作者の個人情報のEIDとパスフレーズ
- 認証シート
認証シートについて説明します.
このシートでは、操作者の認証情報の表示や変更,個人証明書の発行手続きなどを行うことができます.
認証シートには,以下の項目があります.
認証全般
「操作者」の個人情報のEIDとパスフレーズ
「操作者」への認証サービスのアカウント情報
「操作者」のX.509個人証明書(EDB/PKI)
- 個人シート
個人シートについて説明します.
このシートでは,操作者の個人情報の閲覧,変更を行うことができます.
個人シートには,以下の項目があります.
「操作者」の個人情報のEIDとパスフレーズ
{貴方に関する情報}
- 教育シート
教育シートについて説明します.
このシートでは,操作者の教育に関する情報の閲覧を行うことができます.
教育シートには,以下の項目があります.
「操作者」の教育に関する情報を閲覧する
既存の情報を編集
既存の情報の複製を作成して新規に登録する
- 研究シート
研究シートについて説明します.
このシートでは,操作者の研究に関する情報の閲覧,編集を行うことができます.
研究シートには,以下の項目があります.
「操作者」の研究に関する情報を閲覧する
既存の情報を編集
既存の情報の複製を作成して新規に登録する
- 貢献シート
貢献シートについて説明します.
このシートでは,操作者の貢献に関する情報の閲覧を行うことができます.
貢献シートには,以下の項目があります.
「操作者」の貢献の情報を閲覧する
既存の情報鵜を編集
既存の情報の複製を作成して新規に登録する
- 評価シート
評価シートについて説明します.
このシートでは,教員業績評価シートの作成,データの入力を行うことができます.
評価シートには,以下の項目があります.
業績評価シートファイルを開く
「操作者」の業績評価シートを新しく作成する
ほかの人の業績評価シートを新しく作成する
(補足) 教員業績評価シートの入力方法につきましては,第5章の教員業績評価シートプログラム
で詳しく説明していますので,そちらを参考にしてください.
- DNSシート
DNSシートについて説明します.
このシートでは,操作者のDNS情報の閲覧を行うことができます.
DNSシートには,以下の項目があります.
「操作者」に関係のあるDNS情報を閲覧する
- その他のウィンドウ
本節では,EdbClientを使うときに必要になるウィンドウの名称と役割を説明します.
情報ブラウザ
テーブルブラウザ
カタログブラウザ
テーブルカタログブラウザ
以上の4つのウィンドウについて,説明していきます.
- ウィンドウ共通のメニューについて
各ウィンドウには上部にメニューバーがありますが,固有のものを除いては他のウィンドウと共通のメニューになっています.
ここではその共通のメニューについて説明します.なお,固有のメニューにつきましては,各々のウィンドウの説明を御覧ください.
- EdbClientと共通のメニュー
以下のメニューはEdbClientウィンドウと共通のものですので,詳細はEdbClientウィンドウの各メニューの説明を御覧ください.
テーブルメニュー
操作者メニュー
ウィンドウメニュー
ヘルプメニュー
- 左端メニュー
このメニューは情報ブラウザ・テーブルブラウザ・カタログブラウザ・テーブルカタログブラウザ全て共通ですが,メニューバーの名称はウィンドウによって違っていますので注意して下さい.なお,ウィンドウによってはメニューそのものが無いものや,文字色が黒ではなくグレーになっていて使えないものもあります.
- 編集メニュー
編集メニューは,テーブルブラウザとカタログブラウザのみ使用が可能です.
- 表示メニュー
表示メニューは,表示する項目の選択や選択している情報の表示を制御します.
- 情報ブラウザ
- 情報ブラウザについて
情報ブラウザについて説明します.
情報ブラウザはデータベースに登録されている情報(1つ)を表示するウィンドウです.
情報の編集エディタにもなります.
- 表示エリアについて
現在,情報ブラウザは下記の4つの表示エリアで情報の登録内容を表示しています.
captionエリア
baseエリア
Content【テーブル名】エリア
類似の情報エリア
- captionエリア
情報の見出し表示エリアです.見出しには,登録内容から抽出した記述が自動的に生成されます.
- baseエリア
EDBで情報を管理するための基本レコードを表示するエリアです.
- Content【テーブル名】エリア
情報の登録内容を表示するエリアです.基本的に「項目」と「内容」の羅列で表示されます.「項目」に「サブ項目」がある場合には,「」でサブ項目がある旨が示されます.サブ項目の内容を見る場合には「」をクリックして項目を展開してください.
- 類似の情報
データベースに既に登録されている,類似の情報のリストを表示するエリアです.
類似の情報の探し方は,現在の所
【個人】・・・氏名が類似する情報を探す.
その他・・・すべての参照情報を含む情報を探す.また,年月日属性のカラムがある場合には,そのカラムの年月日の年が一致する情報を探す.
- テーブルブラウザ
- テーブルブラウザについて
テーブルブラウザについて説明します.
テーブルブラウザはデータベースに登録されている情報の容れ物(テーブル)に関して,テーブルに登録されている情報のリストを表示するウィンドウです.また,条件を指定することにより,リストの絞り込みや見出し語句による検索の機能も提供されます.
- 表示エリアについて
現在,テーブルブラウザには下記の4つのエリアがあります.
見出し語検索
分類パネル
情報のリスト
captionエリア
- 見出し語検索
情報を見出し語で検索する機能です.
見出し語を入力してenterキーを押すと,検索して情報のリストに表示します.
- 分類パネル
情報のリスト内の情報を,いくつかの項目に分類して表示しています.
ツールバーの「分類」で表示を操作できます.
項目の内容は,テーブルにより違います.
- 情報のリスト
【テーブル名】の情報のリストを表示しています.
見出し語検索・分類パネル・他ツールバーなどから情報の絞り込みが可能です.
- captionエリア
情報の見出し表示エリアです.見出しには,登録内容から抽出した記述が自動的に生成されます.
- カタログブラウザ
- カタログブラウザについて
カタログブラウザについて説明します.
カタログブラウザは複数の情報を一括に操作したい場合に利用するウィンドウです.テーブルブラウザは,一つのテーブルに登録されている情報を閲覧するためのものですが,このカタログブラウザは異なるテーブルに入る情報でも一つのウィンドウで閲覧することができます.
また,情報の複製をローカルに管理するため,ローカル上での編集が可能になります.
(補足) カタログブラウザの使い方につきましては,第6章のカタログブラウザの使い方
\begin{subsection{表示エリアについて}
現在,カタログブラウザには下記の4つのエリアがあります.
情報のリスト
captionエリア
選択情報の内容
類似の情報エリア
- 情報のリスト
情報のリストを表示しています.
- Captionエリア
情報の見出し表示エリアです.見出しには,登録内容から抽出した記述が自動的に生成されます.
- 選択情報の内容
情報のリスト内で選択した情報の内容が表示されます.
- 類似の情報エリア
データベースに既に登録されている,類似の情報のリストを表示するエリアです.
- テーブルカタログブラウザ
- テーブルカタログブラウザについて
テーブルカタログブラウザについて説明します.
テーブルカタログブラウザはテーブルの一覧を見るためのウィンドウです.
テーブル名だけでなく,テーブルの説明や登録情報数・自身に関係する情報の数などが表示されています.
右クリックをすることで選択した情報のテーブルブラウザを表示したり,EDB閲覧画面を表示することができます.
- テーブルカタログブラウザ表示項目
- 名前
テーブルの名前が一覧表示されています.
- 説明
そのテーブルについての説明です.
- 登録情報数
そのテーブルに登録されている情報数が表示されています.
- 貴方に関係する情報
そのテーブルに登録されている情報の中で,貴方に関係している情報の数が表示されています.
- 解説
そのテーブルについての解説です.
EDB working group
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2006年03月15日