2006年度 徳島大学 共通教育 教養科目群 |
EDB |
歴史と文化 / History and Culture |
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アジアの近代と日本 |
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[旧カリキュラム] 授業科目名: 外国史
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教授・葭森 健介 2単位 前期 木(3・4) 全(全) |
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授業の目的 |
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明治から現代に至る日本とアジアの関係,及び欧米·アジア·日本が近代をどう受容し,その結果どうなったかを理解し,次の時代に諸君が果たすべき課題について考えてもらうことを目的とする. |
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授業の概要 |
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20世紀,人々は次世紀には科学が人類に幸福をもたらすと考えていた.しかし.現在も環境問題,民族対立,人間性の喪失等諸矛盾を抱え混沌とした状況にある.近代以降,世界に広まった工業化,国際化の波は何をもたらしたのであろうか.明治から現代に至る日本とアジアの関係を軸に据え,映画などを使いアジアから見た観点から,欧米·アジア·日本の近代の受容とそのもたらした成果と問題点,及び21世紀の課題について考えたい. |
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キーワード |
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アジア,日本,近代化,国際関係,ポストモダン |
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関連科目 |
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歴史と文化,歴史と文化 |
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到達目標 |
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幅広い観点から近代そして現代とは何かを理解し,それを踏まえてこれからの日本あるいは各自の進む方向について考え,客観的かつ説得的に文章で表現できることを目標とする. |
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授業の計画 |
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1. | 日本人とは何だ?(国際化社会の中での自分とは) |
2. | 一万円の価値(福沢諭吉は何故偉い?) |
3. | 心の友アジアの仲間!(アジアの独立運動と日本の民際交流) |
4. | 助けられたらお礼しろ!(国際支援の本音) |
5. | 恨(支配する側される側それぞれの思い-映画『族譜』の世界)<1> |
6. | 恨(支配する側される側それぞれの思い-映画『族譜』の世界)<2> |
7. | 7月7日は七夕の日だけじゃなかった?(詔勅の論理と大戦への道筋) |
8. | 日本不信,それぞれの言い分(日本の論理とアジアの論理) |
9. | 国家と国歌(作られた近代国民国家) |
10. | 誰が引いたかこの国境(植民地からの開放と民族紛争の火種) |
11. | イデオロギーより文化の違い(東西冷戦から民族紛争へ) |
12. | 武器がなくとも人は死ぬ!(グローバリズムがもたらした悲劇) |
13. | 経済発展が人を幸せにしたのか(現代化と心の荒廃) |
14. | 21世紀の課題(君達は共生の時代をどう生きるのか) |
15. | 学期末試験 |
16. | 学期末試験に関して |
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教科書 |
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オリジナル内容故教科書無し.主に授業中に配布するプリントを使用する(地球に優しく,資源を大切に!無駄にせぬ事).参考書があれば授業中に随時紹介 |
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参考資料 |
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授業中に紹介する |
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成績評価の方法 |
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随時行う小テストと学期末テストの成績を総合して評価する. |
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WEBページ |
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→コンテンツサーバ (EDB/CMS) |
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連絡先 |
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葭森(アジア史研究室, 088-656-7156, yosimori@ias.tokushima-u.ac.jp) オフィスアワー:
(前期) 月曜日 13時30分から15時 アジア史研究室 総合科学部1号館3階中棟 |
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受講者へのメッセージ |
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念のため中国の格言を,「積善の学生には余慶有り,積不善の学生には必ず余殃あり」.努力すること無しに単位は取れない! |