| 2006年度 徳島大学 共通教育 教養科目群 |
| EDB |
| 人間と生命 / Humanity and Life |
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| 知の探求と現代 |
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[旧カリキュラム] 授業科目名: 哲学
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| 教授・石田 三千雄 2単位 前期 木(3・4) 全(全) |
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| 授業の目的 |
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| 混迷する現代社会およびその中で生きる人間のあり方を哲学の立場から解明する.そのために近代人の思想的バックボーンとなった「近代合理性」を再検討する.われわれは今思想的に見てどのような地点に立っているのか,近代の合理性だけではなぜ物事がうまく処理できないのか,われわれは今後どのような生き方をしたらよいのか等を考えることを目的とする. |
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| 授業の概要 |
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| 近代とは何であっかのか,また何であり続けているのかという問題意識の下に,近代を導いてきた思想を明らかにし,科学と合理性,ポストモダンという状況,現代社会に内蔵された危険,日本人に課されている歴史意識,グローバル化を巡る諸問題等を概説する. |
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| キーワード |
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| 知,現代,思想,歴史観 |
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| 関連科目 |
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| 生活と社会,生活と社会 |
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| 到達目標 |
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| 近代や現代の思想を踏まえた上で,現代社会を規定している近代合理性や近代の科学知の本質を理解し,その問題点を自分で考え,文章で表現することができる. |
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| 授業の計画 |
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| 1. | ガイダンス―授業全体の説明その他 |
| 2. | 近代と何であったのか |
| 3. | 近代科学と合理性 |
| 4. | 近代啓蒙と近代性の終焉 |
| 5. | 幾何学的思惟の地平1 デカルトとスピノザ |
| 6. | 幾何学的思惟の地平2 スピノザ「 |
| 7. | 構造主義からポスト構造主義へ |
| 8. | ポストモダンとは何か |
| 9. | 科学知と危険社会 |
| 10. | 科学知と選択の問題 |
| 11. | 「敗戦後論」とコミュニケーション的パラダイム |
| 12. | 歴史認識とコミュニケーション的パラダイム |
| 13. | グローバリゼーションと文化 |
| 14. | グローバリゼーションと開かれたアイデンティティ |
| 15. | 試験 |
| 16. | 総括授業 |
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| 教科書 |
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| 石崎·石田·山内編 『知の21世紀的課題』 ナカニシヤ出版 2000年 2800円 |
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| 成績評価の方法 |
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| 学期末試験,小テスト及び授業への取り組みにより総合的に評価する. |
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| WEBページ |
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| →コンテンツサーバ (EDB/CMS) |
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| 連絡先 |
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石田(2328, 088-656-7147, mishida@ias.tokushima-u.ac.jp) オフィスアワー:
金曜 14∼15時 石田研究室(総合科学部1号館3階) |
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| 受講者へのメッセージ |
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| 現代社会を問題意識をもって見る態度を望みます.質問等は,メールでも受け付けます. |