2006年度 徳島大学 共通教育 教養科目群
EDB
自然と技術 / Science and Technology
科学技術と物理学
教授・桑折 範彦 2単位 前期 火(1・2) 全(全)
現代の科学技術は20世紀における物理学の発展に基づいています.徳島大学の多くの研究室においてもハイテクノロジー(先端科学技術)に関わる研究が行われています.物理学との関わりを中心にどのような研究が行われてかを調査し,同時に関連した現代物理学の基礎を学ぶことを目的とします.
現代のハイテクについて大学での研究を中心に調べる.グループで興味ある研究室を訪ねて,行われている研究とその基礎を調査する.また,その基礎となる現代物理学の分野について学ぶ.それらをレポートとしてまとめ,発表できるようにする.自主的なグループ討論も行う予定.◇概ね以下のスケジュールで目標を達成したい.◇各回の授業では,現代物理学の基礎的な事項について講義もする.
現代物理学,ハイテクの調査,研究室インタビュー,プレゼンテーション,レポート書き方
自然科学入門
自然と技術
現代の技術に関わる研究について調査し,関連する物理学の基礎(現代物理学の概念)を理解し,それらについてレポートにまとめること.結果を発信できること.
1.◇概ね以下の順で授業を構成したいと思います.授業のアウトライン,注意事項
2.·ハイテクとは何か:新聞,雑誌に書かれているものを中心に
3.·レポートの書き方
4.·大学内の研究室訪問準備1(どんな研究室があるか調査)
5.·現代技術の基礎:原子模型1,·大学内の研究室訪問準備2(質問事項の検討)
6.·現代技術の基礎:原子模型2(元素の構成)
7.·現代技術の基礎:原子模型3(原子スペクトル,光とその応用)
8.·現代技術の基礎:原子模型4(固体·導体·半導体·絶縁体)
9.·研究室訪問インタビューのまとめ1:グループでまとめを作る
10.·現代技術の基礎:アナログとデジタル(コンピュータの原理)
11.·研究室訪問インタビューのまとめ2:レポートにする
12.·研究室訪問:発表会
13.·現代技術の基礎:原子核と放射性同位元素の性質
14.·現代技術の基礎:メディカルイメージング: Computed Tomography
15.試験
16.総括(試験問題の解説),レポート返却
教科書 適宜プリントを配布する.
参考書 大月義彦「先端技術と物理学」NHKブックス,ハン「ミクロの世界の主役たち」マグロウヒル
評価はレポート2課題(50%),試験·発表(30%)および授業への参加態度·小課題報告(20%)で行う.
http://www.ias.tokushima-u.ac.jp/physics/classes/genphys/genphys.html
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
桑折(総合科学部3号館1N03, 656-7237, koori@ias.tokushima-u.ac.jp)
 オフィスアワー: 前期 月曜日9·10講時(共通教育学習支援室),研究室にいる場合随時可能.
関連の参考書(別にリストを配布する)を読むことを勧めます.