2007年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース アジア研究サブコース 学部課程 — 3年(通年), 4年(通年)
2007年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース 日本文化研究サブコース 学部課程 — 3年(通年), 4年(通年)
EDB
アジア史演習
教授・葭森 健介 4単位
授業の目的
東アジアの歴史·社会に関する様々な情報をいかに入手し,これを利用して行くか,大学でアジア学を学ぶ上での基礎的手法とこれを応用して行く研究手法と技能を身につける事を目的とする.
授業の概要
歴史を中心としてアジアについて学ぶ上で必要な情報の収集の仕方,整理に役立つ技術,問題を整理する上で重要な観点,資料や論文の読み方,報告したり,レポート·論文を書く上で留意すべき事柄などを実際の資料や論文を扱うことで身につけてもらう.前期はこちらが資料を準備するが後期は自らの関心に基づきテーマを建て,資料を使って報告してもらう. 今年度の前期は特に中国史・中国研究についての基本文献の概要説明と講読を行う.代表的な資料や論文にふれることを通じ,文献の調べ方,論文の読み方を身につけてもらう.
キーワード
アジア史,情報収集,資料分析,論文作成
先行科目
アジア地域交流史,アジアの近代
関連科目
アジア史研究Iアジア社会研究Iアジア社会演習 (後期)
受講者へのメッセージ
授業は報告と討論が中心となるのでレジュメの準備が必要.また外国語(中国語,英語) 文献を扱うこともあるので,受講には十分な予習が欠かせない.この授業は,学生が主体的に行動することによって成り立つ授業なので,強い自覚を持って出席されたい.なお講義計画は授業内容を項目にまとめたものであって,必ずしも順序を示すものでない.
到達目標
自分の興味に従って様々な情報や資料を探し出し,レジュメなどを作成して他者に対し情報の内容,自分の意見を説得的に発表しうる能力を身につけることを目標とする.
授業の計画
1.アジア研究を行う上で必要な情報の種類と所在
2.徳島大学でもできることできないこと.
3.情報検索の方法と情報の活用
4.アジア研究に必要なコンピューターソフトとサイト
5.漢文資料の種類と読み方①
6.漢文資料の種類と読み方②
7.論文はどの様に書かれているのか
8.論文の読み方と書き方
9.興味から卒業研究への道筋
10.自分の興味に即して資料を集める
11.資料分析にチャレンジ
12.資料を使った報告の仕方-客観性とは
13.報告から卒業論文を作成するにはどうしたらよいのか
14.卒業研究への準備について考える.(3年生)
15.卒業研究の進み具合を点検する(4年生)
16.私の研究はすばらしい<と言ってみよういや言ってほしい!>
成績評価の方法
平常点を中心とする.特に,発表の準備,内容,準備してきた資料を重視する.
対象学生
アジアに興味を持ち,その関係の研究をしようとする学生.
教科書
テキストはなく,授業の進度に合わせ,プリントを配布する.
参考資料
参考書についても,発表のテーマに応じ,その都度指摘する.
WEBページ
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
連絡先
葭森(アジア史研究室, 088-656-7156, yosimori@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: (前後期) 水曜日 12時30分∼13時30分