2007年度 総合科学部 人間社会学科 欧米言語コース 学部課程 — 2年(前期)
2007年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 学部課程 — 2年(前期)
EDB
実用英語演習I(Aクラス)(その1)
教授・佐久間 亮 2単位
授業の目的
英語を聴き,話し,そして英文を英語の論理で読むために必須の基礎トレーニングをおこないます.素材としてニュースなど身近でup-to-dateなものを用います.最近のニュースなら,耳から聴く音とその意味との関連付けが容易なので,その分だけ英語の音を意味をもつ音のつながりとして体になじませるトレーニングを容易におこなえるからです.適宜,単語,熟語を蓄積するためのテストも実施します.トレーニング·メニューは以下の通りです. A.音に慣れるトレーニング(カタカナ英語の払拭,音の連結や脱落に慣れる)として,ニュース英語の徹底したディクテーション(書き下し) B.英語を英語のまま理解する回路を頭の中に作り上げるトレーニング(読·聴·話) 意味をもったかたまり(phrases)ごとに,文頭から理解していく練習をします.英語の論理は核心部分を先に述べて,説明を次々に追加していくというものです.最後を知って初めて全体の意味が分かる日本語の論理とは根本的に異なります.そのことを体得するために,以下のメニューでBのトレーニングをします. 1)スクリプトの速読(かたまりごとにスラッシュをいれ,文頭から理解するトレーニング) 2)スクリプトを見ながら,シャドウイング(発音のトレーニングのためにも) 3)スクリプトを見ないで,シャドウイング(文字に頼らないで英語を話すトレーニングとしてきわめて重要です)
授業の概要
英語を聴き,話すための基礎トレーニング
キーワード
時事英語,ディクテーション,シャドウイング,速読
関連科目
実用英語演習II(その1)実用英語演習III (その1)
受講者へのメッセージ
演習に参加するだけで実用英語のスキルが向上するということはあり得ません.この演習の主目的は自分で継続的にできるトレーニング方法を提示することです.演習で示されたトレーニング方法を自宅でも行うなど,積極的な受講態度を期待します. 平成13年度から18年度の間に入学した学生が対象の授業です.
到達目標
実用英語演習「総論」参照
授業の計画
1.上記A,Bのトレーニングを毎回おこなう.
2.毎回,5分から7,8分の素材(主にニュース英語)を配布し,次回までの宿題としてそのディクテーション(スクリプトを作ること)を課します.
3.トレーニングのための素材の難易度は回を重ねるにつれ上がっていきます.具体的には,最初はNHKのワールドニュースなどを用い,徐々にBBCやABCニュースなどネイティブ向けのものに移行します.
4.ニュース以外の素材を用いることもあるかもしれません.
5.最後に英語ニュースに関して英語でのディスカッションをおこないます.
6.適宜,単語,熟語の蓄積のためのテストを実施します.
成績評価の方法
演習中や自宅でのトレーニングの達成度などの平常評価(30%)と期末試験の結果(70%)を併用する.
対象学生
2年次以上
教科書
教科書は使用せず,音声orビデオ素材を配布します.各自,USB接続のメモリー(MP3の音声ファイルとMPEGのビデオ素材を保存できるもの)を用意すること.携帯プレーヤーになっているものが望ましい.64MB以上のものを用意するようにしてください.,なお,受講に際し,英英辞典を必ず用意し,活用するように(日本語を媒介としない英文の理解,聞き取りに必須のアイテムです).COBUILD English Dictionary(Collins)を推奨します.電子辞書でもでています.
WEBページ
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
連絡先
佐久間(2327, 088-656-7152, sakuma@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: 火曜12時から13時
備考
他学部·他大学からの受講は不可