2007年度 総合科学部 自然システム学科 生命·環境コース 生命機能サブコース 学部課程 — 3年(前期)
2007年度 総合科学部 自然システム学科 生命·環境コース 生命環境サブコース 学部課程 — 3年(前期)
EDB
生体監視情報学 / Immunobiology
教授・大橋 眞 2単位
授業の目的
生体の異物侵入における監視機構,恒常性維持機構の一つとして存在する免疫機構は,きわめて巧妙な仕組みから成り立っている.前半では,免疫学の歴史,異物認識と免疫応答機構を中心に免疫の基礎的事項について概説する.後半では免疫のしくみをさらに理解するために細胞内の情報伝達,細胞内小器官の役割を関連させて,英文のテキストを抄読しながら発表会をおこなう.これらの講義を通じて,生体の異物認識の機構を情報科学の観点から理解が出来るようにする.
授業の概要
免疫のしくみ
キーワード
免疫,環境,細胞増殖·分化,幹細胞,情報伝達機構
先行科目
生物化学活性物質生理学細胞機能学
関連科目
生命機能実験II生命機能特別演習生命機能セミナー
受講者へのメッセージ
積極的,自主的な勉学態度が求められる.予習に時間をかける必要がある.
到達目標
細胞の機能について,基本を理解する.生体の恒常性維持機構について理解する.免疫応答機構の基礎的理解を確実なものとする.生物と環境適応について,免疫機構との関連を理解する.
授業の計画
1.1. 免疫学とは
2.2. 先天性免疫と後天性免疫
3.3. 細胞増殖とクローン選択
4.4. 免疫担当細胞1
5.5. 免疫担当細胞2
6.6. 抗原提示
7.7. 主要組織適合抗原
8.8. 抗体の多様性
9.9. 抗原抗体反応
10.10. 抗体の構造
11.11. 遺伝子再構成 1
12.12. 遺伝子再構成 2
13.13. 遺伝子再構成 3
14.14. 免疫応答の制御1
15.15. 免疫応答の制御2
成績評価の方法
小テスト,ゼミ形式での発表会の評価を中心に,出席,学習態度などを総合しておこなう.日常点を重視する.また必要に応じて試験を課す場合もある.
教科書
適宜プリントを配布する.,
WEBページ
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
連絡先
大橋(656-7261, ohashi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: 月-水曜日12時20分ー12時50分