歴史と文化 / 明治文学を読む
History and Culture / Reading the Meiji Era Literature
平成19年度以前の授業科目:『歴史と文化 / 明治文学を読む』
平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『日本文学 / 明治文学を読む』
准教授・鳥羽 耕史
2単位
月(3・4) 全(全)授業の目的
内田魯庵の文学を読み解く.その作業を通じて,明治の文学・文化についての基礎知識を得ることを目的とする.
授業の概要
最初のガイダンスと概説講義の後,テキストを読み進める.一方的な講義ではなく,担当者を決めて発表もしてもらい,出席者それぞれに考えて意見を述べることを求める.
キーワード
文学
受講者へのメッセージ
テキストは次回に扱う分を指定するので,必ず読んだ上で授業に臨むこと.毎回注釈も含めてかなりの量を読んでもらうため,長い文章を読み慣れない学生には辛い課題になる.予習確認は毎回行ない,特に発表者にはしっかりとした準備を求めるので,それなりの覚悟を持って受講すること.
到達目標
1. | 内田魯庵および明治期の文学・文化について知識を深める. |
2. | 明治期のテキストを自分で読解し,テーマや内容を言葉で表現できる. |
授業の計画
1. | ガイダンス |
2. | 明治文学概説 |
3. | 内田魯庵についての概説 |
4. | くれの廿八日(1) |
5. | くれの廿八日(2) |
6. | 文学者となる法(1) |
7. | 文学者となる法(2) |
8. | 楼上雑話(抄) |
9. | 二葉亭四迷の一生(1) |
10. | 二葉亭四迷の一生(2) |
11. | 二葉亭四迷の一生(3) |
12. | 予が文学者となりし径路 |
13. | 万年筆の過去,現在及び未来 |
14. | ステツキのカタログの序 |
15. | まとめ |
16. | レポート |
成績評価の方法
出席確認を兼ねた毎回の小レポート,授業内での質疑応答(予習の確認),授業内での発表と議論への参加,学期末レポートの結果により総合的に評価する.
再試験の有無
無
教科書
教科書: 坪内祐三・鹿島徹編『明治の文学11 内田魯庵』筑摩書房,2001年,2,520円(税込)
教科書は第1回の授業までに生協・書店などで購入しておくこと.
参考書
参考書は適宜指示する.
WEBページ
連絡先
鳥羽(2326, toba@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 火曜日 13時30分∼14時30分 総合科学部1号館3階2326号室