日本文学基礎研究III (後期)
准教授・鳥羽 耕史
2単位
目的
近代日本(語)文学において様々な形で「日本」を問題にした小説を読み,「日本」とは何かについて考える.
概要
最初のガイダンスの後,毎週一編のペースでテキストを事前に読んできてもらう.授業はそれを前提として行い,出席者には積極的な発言を求める.
キーワード
文学
先行科目
注意
ガイダンスの際に詳細なシラバスを配布するので必ず出席のこと.毎回,授業時に発言を求めるので,必ず指定されたテキストを読んだ上で授業に臨むこと.
目標
1. | 「日本」や日本(語)文学についての考察を深める. |
2. | 言語表現·言語分析の力を向上させる. |
計画
1. | ガイダンス |
2. | 近代日本文学あるいは日本語文学概論 |
3. | 森鴎外「普請中」 |
4. | 国木田独歩「武蔵野」 |
5. | 太宰治「十二月八日」 |
6. | 中島敦「マリヤン」 |
7. | 牛島春子「祝といふ男」 |
8. | 金鍾漢「幼年」「辻詩 海」「合唱について」「くらいまつくす」 |
9. | 野坂昭如「火垂るの墓」 |
10. | 小島信夫「アメリカン・スクール」 |
11. | 目取真俊「水滴」 |
12. | 鳩沢佐美夫「証しの空文」 |
13. | リービ英雄「仲間」 |
14. | 伊藤比呂美「母に連れられて荒れ地に住み着く」 |
15. | まとめ |
16. | レポート |
評価
出席確認を兼ねた毎回の小レポートと授業時の発言,中間レポート,期末レポートにより総合的に評価する.
再評価
行わない.
教科書
教科書:飯田祐子・日高佳紀・日比嘉高編『文学で考える〈日本〉とは何か』双文社出版,2007年,1,995円(税込).教材としてプリントを配布する.参考書は適宜指示する.
連絡先
鳥羽(2326, toba@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 火曜日 13:30∼14:30