日本史基礎研究II
准教授・衣川 仁
4単位
目的
史料の正確な読解は,歴史を学ぶ上で欠かせない作業である.様々な史料の中で,特に重視しなければならないのが古文書であり,その内容を正確に読みとることから日本史の研究は始まるといってよい.そのための基礎知識を獲得することが授業のねらいである.
概要
古代·中世の古文書を読む
キーワード
古文書,史料,くずし字
注意
古文書を読むためには,少なくとも高校レベルの漢文読解力·知識が要求される.各自で復習しておくことが望ましい.
目標
1. | 古文書の読解;「読み」(字の解読·訓点)と「理解」(意味·様式の把握) |
計画
1. | 配布するプリント(古文書のコピー)を読解し,内容の解釈と様式の把握を並行して身につける. |
2. | 古文書に関する基礎知識 |
3. | 公式様文書 |
4. | 公家様文書 |
5. | 武家様文書 |
6. | その他の文書 |
評価
定期試験と平常点を勘案する.
再評価
なし
教科書
プリントを配布して授業を進める.
参考書としては,佐藤進一著『[新版]古文書学入門』(法政大学出版局,1997年).
その他は,適宜授業内で紹介する.
連絡先
衣川(088-656-7153, kinugawa@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 火曜日12時50分∼14時20分