比較思想研究
教授・石田 三千雄
2単位
目的
東西文化に見られる美や芸術に関わる事柄を,差異と共通性および普遍性を考慮して,美学的な観点から考える.
概要
人間は風景をどのように体験し,表現しようとしてきたのであろうか.風景は近代において発見されたと言われるが,それはどういうことであろうか,またそれは全面的に正しいのであろうか.この授業では特に西洋と日本の風景画を比較し,そこに風景を体験するどのような仕方(思想,自然観)があるかを考察し,その差異と共通性を探りたい.またそれを通じて現代の風景を考える手がかりも得たい.
キーワード
文化,比較,美学,日本,自然
関連科目
注意
講義形式で行う.現代の文化を新たな目で見直してほしい.
目標
1. | 現代文化の特徴を,グローバル化された世界のうちに位置づけ,東西比較という視点を含めて,美的・倫理的な観点で考える. |
計画
1. | 1 ガイダンス |
2. | 2∼3 感覚学としての美学 |
3. | 4∼5 感情と雰囲 |
4. | 6∼7 風景論(1) |
5. | 8∼9 風景論(2) |
6. | 10∼11 風景画論(1)―西洋の風景画 |
7. | 12∼13 風景画論(2)―ロマン派の風景画論 |
8. | 14 風景画論(3)―中国と日本の風景画 |
9. | 15 レポートの課題提示 |
10. | 16 |
評価
出席とレポートにより行う.
再評価
(再試験を)行う.
教科書
授業の中で資料を配付し,参考文献を紹介する.
連絡先
石田(2328, 088-656-7147, mishida@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 水曜14時から15時