哲学思想基本研究III (その4)
教授・吉田 昌市
2単位
目的
古代ギリシアあるいはヨーロッパ中世を代表する哲学者の主要著作,あるいはそれに関連する文献を講読する. テクストの精読を通して,ヨーロッパ思想ひいては思想そのものの理解のために必要な基礎的訓練を与える. 取り上げる思想家の著作は,すべてギリシア語またはラテン語で書かれているが,クラスでは日本語訳または英語を中心とするヨーロッパ近代語の翻訳を用いる.
概要
哲学史上の基本的著作の講読
注意
根気よくテクストとつきあってください.平成13年度以降に入学した学生が対象です.
目標
1. | 原典に向き合い,原典に即して考える(これは「批判的」であることを排除しない)姿勢を身につけること. |
計画
1. | 2008年度前期のシラバスを参照. |
2. | 授業は15週行い,16週目は成績評価と評価の講評にあてる. |
評価
期末の試験は行わない. 講読にあたっては,毎回受講生の誰かにその日の部分について発表をしてもらう.その発表の様子や毎回の授業への取り組みの姿勢などに基づいて,総合的に成績評価をする. 期末にレポートの提出を求める場合もある.
再評価
行わない.
教科書
プラトン『国家』(岩波文庫,上下2巻,藤沢令夫訳)を,講読テクストに用いる.各自事前に購入すること.
連絡先
吉田(1230, 088-656-7150, shoichi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 水曜 12時から13時
備考
2009年度後期