スポーツマネジメント論
准教授・長積 仁
2単位
目的
レジャー,スポーツ産業は拡大,多様化傾向を見せる成長産業の1つであるが,その歴史はまだまだ浅い.この状況下において,ビジネスチャンスが広がる一方,マネジメントやマーケティングに関する専門知識と能力を備えた人材を養成·確保することは,産業界において最優先されるべき課題の1つである.このクラスでは,健康やスポーツにかかわる様々な現象やビジネスを対象に,具体的な事例をあげながら,経営戦略とサービス·マネジメントの2つの側面について学ぶ機会を提供し,将来,レジャー,スポーツ産業界で活躍できるプロフェッショナルの育成に資することを目的とする.
概要
実践科学としてのスポーツマネジメントに関する基礎知識の習得とその応用力を身につける.
キーワード
スポーツ振興,スポーツビジネス,スポーツマーケティング,経営戦略,組織マネジメント
先行科目
関連科目
注意
毎回,授業終了時に授業内容に関する意見·感想·批判などの感想文(200字程度)を提出し てもらう.
目標
1. | 「する·みる·ささえる·つくる」といったスポーツが持つ多面性を考慮し,人とスポーツ,組織とスポーツとの関係をデザインするための幅広い視野とマネジメントに関する詳細な働きかけの両側面についての理解を深め,それを実践の場で活かすための基礎知識を身につける. |
計画
1. | ガイダンス |
2. | スポーツマネジメントの視座1 |
3. | スポーツマネジメントの視座2 |
4. | スポーツのビジネス化を考える |
5. | スポーツがもたらす経済効果と不健康の経済学 |
6. | プロスポーツのビジネス |
7. | スポーツに対する投資的価値 |
8. | 民間フィットネスクラブの経営1 |
9. | 民間フィットネスクラブの経営2 |
10. | 公共スポーツ施設の経営 |
11. | ニューパブリックマネジメント |
12. | スポーツ振興とまちづくり1 |
13. | スポーツ振興とまちづくり2 |
14. | これからのスポーツ環境を考える1 |
15. | これからのスポーツ環境を考える2 |
16. | 試験 |
評価
評価は,「出席状況」「レポート及び論述試験」,そして「授業への参加意欲」の3つによって総合的に行う.当然ながら,出席日数が不足する学生は,単位認定の対象外とする.また授業への 参加意欲は,授業中の積極的な質問や発言(コメント)のことを意味し,授業への貢献度と して評価に加味する.
再評価
実施しない.
教科書
教科書:原田宗彦編著「改訂版スポーツ産業論入門」杏林書院(2003)
教 材:資料を適宜配布する.
連絡先
- オフィスアワー: 授業開講時間外に随時対応する.