2008年度 総合科学部 自然システム学科 物質·環境コース 学部課程 — 2年(後期)

2008年度 総合科学部 自然システム学科 生命·環境コース 生命機能サブコース 学部課程 — 2年(後期)

物理数学

教授・小山 晋之

2単位

目的

「力学」「電磁気学」「熱力学」などの基礎科目で学んでいる物理学や数学がどのように専門科目で活かされるかを,数学的な観点から統一的に捉え,数学の実用性に着目し,一定レベルの数学の理工学への応用力を身につける.他の物理学や専門の授業の数学的な面からの助けになることを目指しています.

概要

物理学で使う数学入門と理工学への簡単な応用

キーワード

物理学のための数学,物理数学の基礎

注意

高校の数学程度を予備知識として持っていれば十分です.今までの物理や他の授業の中で,疑問に残っている数学的な事柄を具体的にレポート形式で提出してもらい,この授業の中でできるだけていねいに解説していく予定です.

目標

1.基礎的な専門科目(学科共通科目やコース共通科目など)で学んでいる物理学がどのように専門科目で活かされるかを,数学的な観点から統一的に捉え,数学の実用性に着目し,一定レベルの数学の理工学への応用力を身につける.

計画

1.ベクトルと座標系(1)
2.ベクトルと座標系(2)
3.微分(1)
4.微分(2)
5.微分(3)
6.積分(1)
7.積分(2)
8.積分(3)
9.微分方程式(1)
10.微分方程式(2)
11.微分方程式(3)
12.微分方程式(4)
13.行列と行列式(1)
14.行列と行列式(2)
15.ベクトル解析
16.試験

評価

講義の理解を深めてもらうために,授業中に演習・クイズ問題を提出してもらいます.レポート(2回程度を予定)も提出してもらいます.毎回行うクイズの評価,レポートの評価と期末試験結果による評価を総合して行います.

再評価

行う.但し,全てのレポートの提出を必要とする.

教科書

教科書 香取眞理·中野徹「物理数学の基礎」(サイエンス社)

参考書 遠藤敏郎著「経験と感覚の数式化-科学の基本-」(学術図書出版社)

参考書 岸野正剛著「今日から使える物理数学」「今日から使える微積分」(講談社)

連絡先

小山(総合科学部3号館1N07, 088-656-7233, koyama@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 火曜日·木曜日12時∼13時(これ以外に随時,教官室に居ればできるだけ対応します)