2008年度 工学部 建設工学科 昼間コース — [選択必修(B)] 3年(後期)

建築空間デザイン

Architectural Design Theory

准教授・掛井 秀一, 非常勤講師・中村 正則, 非常勤講師・佐藤 賢治, 助教・佐藤 弘美

2単位

目的

多様な能力を有する利用者を想定したバリアフリーデザイン,ユニバーサルデザインの理念を学習し,基礎的な設計上の留意点を学ぶ.

概要

前半は地震等の建築空間での現象の基礎ならびに木造住宅の耐震性能評価・耐震補強手法等について学習するとともに,避難行動シミュレーション手法等の基礎を学ぶ.後半は,身障者の能力に応じた建築空間の設計方法について,実例,各県で検討されている基準等を学習する.

キーワード

防災計画,バリアフリー

要件

なし

注意

なし

目標

1.建築空間の地震防災について,基礎的な知識を習得していること. (1回∼8回)
2.建築空間のバリアフリー化,ユニバーサルデザインについて基礎的な知識を習得していること.(9回∼15回)

計画

1.ガイダンス
2.地震と木造住宅
3.木造住宅の構造基準に関する建築法規
4.木造住宅の耐震性能評価
5.木造住宅の耐震補強手法
6.災害時の木造住宅の構造性能評価と復興への取り組み
7.避難行動シミュレーション
8.中間テスト
9.建築空間のバリアフリーの歴史と理念
10.身体能力に応じた建築空間の設計方法
11.バリアフリー整備基準の解説1
12.バリアフリー整備基準の解説2
13.先端のバリアフリー環境,今後の方向性(各県の基準)
14.大学キャンパス・バリアフリー調査(9から13までの知識を実際に活かしてみる)
15.ワークショップ(キャンパスのバリアフリー化を自分たちで考えてみる)
16.レポート提出

評価

到達目標1は中間試験の結果100%,到達目標2はレポートの結果100%を用いて評価し,それぞれ60%以上をクリアとする.すべての到達目標をクリアした場合を合格とし,成績は到達目標1,2の評価をそれぞれ50%として算出する.

JABEE合格

成績評価と同一である.

JABEE関連

本学科の教育目標の3(3)に100%対応する.

対象学生

他学科,他学部学生も履修可能

教科書

未定

連絡先

佐藤H (A511, sato@ce.tokushima-u.ac.jp)
掛井(マルチメディアB棟206, kakei@ias.tokushima-u.ac.jp))
中村(mandn@sky.quolia.com)
成行(A510, 088-656-7326, nariyuki@ce.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 年度ごとに学科の掲示を参照すること