2008年度 工学部 生物工学科 昼間コース — [必修] 3年(前期)

生物工学演習5

Exercise of Biological Science and Technology 5

教授・長宗 秀明, 准教授・友安 俊文, 助教・田端 厚之

1単位

目的

生物工学分野で汎用される基盤的な実験, 例えば遺伝子クローニングや組換えタンパク質の発現実験を行う上で, 微生物学に関する知識と実験操作の理解は必要不可欠である. 生物工学演習5では, 微生物を題材(もしくは研究手段)とした英語科学論文を選定し, その読解を通して微生物学に関連した専門的な科学英語特有の表現に慣れると共に, 専門科学英語の読解力を習得する. 同時に, これまでに講義を通して学修してきた微生物学の知識について, さらに理解を深める.

概要

微生物を題材(もしくは研究手段)とした英語科学論文を, インターネット(PubMed)を用いて検索して選定する. 選定した英語科学論文の読解を通して,微生物学に関連する専門的な科学英語特有の表現に慣れると共に, 微生物を用いた生物工学分野における基盤的な実験手法について理解を深める. さらに, 本演習で学修した内容についてプレゼンテーションを行い, その内容について相互評価を行う.

キーワード

微生物学,英語科学論文読解

要件

微生物学1, 2を受講していることが望ましい.

注意

英和辞典(電子辞書も可)を各自で準備すること.

目標

1.微生物を題材(もしくは研究手段)とした英語科学論文の読解を通し, 英語科学論文特有の表現を学修して専門科学英語の読解力を身につける.
2.生物工学分野における微生物を用いた基盤的な実験手法に関して理解を深める.

計画

1.ガイダンス, 英語科学論文の検索および選定
2.英文読解および演習(Introductionについて)
3.英文読解および演習(Materials & Methodsについて)
4.英文読解および演習(Resultsについて)
5.英文読解および演習(Discussionについて), レポート1(目標1, 2の一部評価)
6.プレゼンテーションの準備
7.プレゼンテーション, レポート2(目標1, 2の一部評価)
8.期末試験(目標1, 2の一部評価)

評価

各到達目標について, 演習課題のレポート40点, プレゼンテーション30点, 期末試験30点として評価し, 到達目標の2項目が各々60%以上達成されている場合をもって合格とする(出席点は加えない).

JABEE合格

成績評価と同じ

JABEE関連

本学科教育目標(B),(C)に対応する.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

講義時に選定した英語科学論文を使用する.

参考資料

大倉一郎·北爪智哉·中村 聡 著「生物工学英語 入門」講談社サイエンティフィク

Michael M. Madiganら著「Brock Biology of Microorganisms」Prentice Hall Companion

連絡先

田端(化生棟709, 088-656-7521, atabata@bio.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 金曜日 16:20-17:50

備考

原則として再試験は実施しない.