2008年度 工学部 知能情報工学科 夜間主コース — [選択] 2年(後期)

電子回路

Electronic Circuits

准教授・四柳 浩之

2単位

目的

電子機器に不可欠なアナログ信号を増幅·発振する電子回路について基礎知識を習得させる.

概要

アナログ電子回路素子としてダイオード·トランジスタの特性,各種増幅器の構成と解析法,発振器の構成と解析法について述べる.

キーワード

アナログ電子回路,ダイオード,トランジスタ,増幅回路,発振回路

先行科目

電気回路1

目標

1.ダイオード,トランジスタの基本的な特性を理解する(授業計画1~5および定期試験による)
2.基本増幅回路の構成法とその解析法を理解する(授業計画7-9および定期試験による)
3.帰還増幅回路等の各種増幅回路とその増幅原理を理解する(授業計画10~12および定期試験による)
4.発振回路の構成法とその発振原理を理解する(授業計画13~15および定期試験による)

計画

1.pn接合とダイオード
2.トランジスタの動作と特性
3.増幅回路の原理
4.バイアス回路
5.小信号等価回路による増幅器の解析法
6.中間試験
7.トランジスタの基本接地回路
8.MOSFETの基本接地回路
9.増幅器の性能
10.帰還増幅の原理
11.帰還増幅回路
12.帰還増幅の効果
13.発振回路の原理
14.発振回路の解析法
15.各種発振回路
16.期末試験

評価

不定期のレポート·小テスト(30点)と定期試験(70点)により評価する.

対象学生

他学科学生も履修可能

教科書

藤井信男著「アナログ電子回路の基礎」昭晃堂

参考資料

吉田典可著「電子回路I」朝倉書店

斉藤正男著「線形電子回路」昭晃堂

連絡先

四柳(E棟3階南 D-3, 088-656-9183, yanagi4@ee.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 水・金17:00∼18:00

備考

1.「電気磁気学」「電気回路」を理解していることを前提に講義する.丸暗記は不可,理解すること.
2.成績評価に対する平常点(出席·レポート·小テスト)と定期試験の比率は3:7とする.