プロセス開発工学
Chemical Process Design and Development
形態
講義形式とポートフォーリオ形式の併用
目的
化学プロセスの開発における反応工学および装置工学の基礎理論と触媒技術の応用について講述する.
概要
工業触媒の所要性能と触媒機能の動態設計ならびにプロセス開発への応用について講述する.さらに,触媒の活性座の局所構造の解析に関する先端技術,とくにXPS,EXAFSおよび固体NMRの応用について講義する.学生によってはポートフォーリオ形式を併用する.
キーワード
触媒,核磁気共鳴,EXAFS,化学反応器,マイクロリアクター
要件
大学卒業レベルの触媒化学と反応工学の知識を有することが望ましい.
注意
予習復習を行なうこと.
目標
1. | 工業用触媒の現状とプロセス開発への応用を理解する(1-5回目,11-13回目の講義). |
2. | 触媒の局所構造解析に対する先端技術を理解する(6-10回目,14-15回目の講義). |
計画
1. | 工業触媒(1):反応装置と触媒の現状 |
2. | 工業触媒(2):触媒調製法 |
3. | 工業触媒(3):生産的触媒の現状と展開 |
4. | 工業触媒(4):環境保守的触媒の現状と展開 |
5. | 工業触媒(5):マイクロリアクター等装置工学への展開 |
6. | 局所構造解析(1):表面の分析技術(XPS) |
7. | 局所構造解析(2):構成元素周りの分析技術(EXAFS概説) |
8. | 局所構造解析(3):構成元素周りの分析技術(EXAFS応用) |
9. | 局所構造解析(4):構成元素周りの分析技術(固体NMR概説) |
10. | 局所構造解析(5):構成元素周りの分析技術(固体NMR応用) |
11. | 事例報告(1): EXAFSの触媒への応用 |
12. | 事例報告(2): EXAFSの環境保全材料への応用 |
13. | 事例報告(3): 固体NMRの触媒への応用 |
14. | 事例報告(2): 固体NMRの環境保全材料への応用 |
15. | 事例報告(5):まとめ.本コースに関するレポート提出を求める. |
評価
課題によって成績を評価する.
対象学生
開講コース学生のみ履修可能
教科書
講義資料はU-ラーニングシステムで公開する.
連絡先
杉山(化309, 088-656-7432, sugiyama@chem.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 月曜,火曜,16:00-17:00
外輪(化307, sotowa@chem.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 月曜,火曜,16:00-17:00