情報社会と情報倫理
Information Society and Ethics
教授・吉田 敦也
2単位
目的
情報化社会,知的所有権とプライバシー,情報危機管理
概要
この講義では情報および情報技術が社会の中で果たしている役割と情報社会の諸問題に重点を置いて講義する.受講生はインターネットを利用して現在の情報を収集し,収集したデータをもとに将来予測をシミュレーションしたり,情報活用に関する知的所有権と情報モラルについて理解を深める.
キーワード
情報リテラシー
先行科目
注意
資料に基づいてディスカッションを行うので,積極的に参加するようにして欲しい.知的所有権については「経済法II」で詳しく取り扱われるので,履修することが望ましい.
目標
1. | 現代社会における人,企業,物と「情報」との関わりについて基本的な知識と諸問題の理解を深める. |
計画
1. | 1.情報化社会の到来 1.1 「情報」とは何か,1.2 コンピュータが動作する仕組み, |
2. | 1.3 ネットワークによる通信の仕組み,1.4 [情報の価値]と[情報量],[情報伝達] |
3. | 1.5 情報化社会の到来,1.6 社会の情報化の進展と,文化·人間性の変化,レポート1 |
4. | 2.知的所有権と プライバシー 2.1 著作権 |
5. | 2.2 そのほかの知的所有権,2.3 プライバシー,レポート2 |
6. | 3.情報倫理 3.1 情報倫理はどうして「倫理」なのか,3.2 情報化社会における原則 |
7. | 3.3 情報倫理に必要な知識,3.4 情報ネットワークを利用するときの判断のあり方,レポート3 |
8. | 4.情報危機管理 4.1 情報危機管理がなぜ必要か,4.2 現実のシステム運用上の事件と,その原因と対策 |
9. | 4.3 運用ポリシーと利用者の価値観, |
10. | 4.4 運用規約と管理組織,レポート4 |
11. | 4.5 不正アクセスとセキュリティ |
12. | 5.ケーススタディ |
13. | 5.1 発表と評価1 |
14. | 5.2 発表と評価2 |
15. | 5.3 発表と評価3 |
16. | まとめ |
評価
レポートとケーススタディの研究発表で総合的に評価する.
再評価
なし.
教科書
教科書:辰巳文夫著「情報化社会と情報倫理」共立出版
連絡先
吉田(088-656-7897, yos@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)