2011年度 工学部 生物工学科 昼間コース — [選択] 3年(前期)

アグリテクノサイエンスⅠ

Agritechnological Science I

目的

野菜・花きの科学について.

概要

徳島県において生産されている野菜や花きを中心に,それらの分類,育種,生理,栽培技術などの基本知識およびその実例について講述する.

キーワード

野菜栽培学,土壌肥料学,病害とその防除,虫害とその防除

要件

微生物学,生物化学,分子生物学を受講しておくこと.

注意

予習,復習を行い積極的に学習し,ノートを作成すること.

目標

1.農林水産業について,その産業構造・生産・流通の概要を学ぶ.
2.主要な野菜について,その来歴・育種・生理・生態的特性,さらに最新の栽培技術や土作り技術について学ぶ.
3.野菜の主要な病虫害(ウイルスや細菌による病気・昆虫やダニの害)について,その種類・特徴・発生生態と,病気の診断法・最新の防除・管理技術について学ぶ.
4.花きの植物学的特性や分類・育種・生理,栽培技術について学ぶ.
5.野菜や花きの市場と流通,ブランド戦略について学ぶ.

計画

1.徳島県産農林水産物概論
2.ブランド野菜の科学(来歴)
3.ブランド野菜の科学(野菜栽培学1 育種)
4.ブランド野菜の科学(野菜栽培学2 生理)
5.ブランド野菜の科学(土壌肥料学1 土壌)
6.ブランド野菜の科学(土壌肥料学2 肥料)
7.ブランド野菜の病理学(病害とその防除1 ウイルス)
8.ブランド野菜の病理学(病害とその防除2 細菌)
9.ブランド野菜の病理学(虫害とその防除1 ダニ)
10.ブランド野菜の病理学(虫害とその防除2 昆虫)
11.ブランド花きの科学 (分類,育種)
12.ブランド花きの科学 (生理)
13.ブランド花きの科学 (栽培)
14.野菜等の流通とブランド化 (市場)
15.野菜等の流通とブランド化 (流通,ブランド戦略)
16.期末試験

評価

出席率80%以上で,到達目標6項目が各々60%以上達成されている場合をもって合格とする.達成度はレポート(60%),期末試験(40%)で評価する(出席点は加えない).

JABEE合格

成績評価と同じ.

JABEE関連

本学科教育目標(C),(D)に対応する.

対象学生

他学科学生も履修可能

教科書

資料を配布

参考資料

配布資料に記載

連絡先

野地(化生棟803, 088-656-7528, noji@bio.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日15:30-17:00

備考

1.原則として再試験は実施しない.
2.授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である.