2011年度 工学部 生物工学科 昼間コース — [選択] 3年(後期)

アグリテクノサイエンスⅡ

Agritechnological Science II

目的

果樹・林産物の科学について.

概要

徳島県において生産されている果樹やキノコなどの林産物を中心に,それらの分類,育種,生理,栽培技術などの基本知識およびその実例について講述する.

キーワード

常緑果樹,落葉果樹,病害とその防除,虫害とその防除

要件

生化学を受講しておくこと.

注意

予習,復習を行い積極的に学習し,ノートを作成すること.

目標

1.主要な果樹について,その分類・育種・生理・生態的特性,さらに最新の栽培技術や土作り技術を学ぶ.
2.果樹の主要な病虫害(ウイルスや細菌による病気や昆虫やダニの害)について,その種類・特徴・発生生態と,病気の診断法・最新の防除・管理技術について学ぶ.
3.果樹の市場と流通,ブランド戦略について学ぶ
4.主要な食用キノコについて,その分類・育種・生理・病理,そして最新の培養・栽培技術を学ぶ.

計画

1.果樹の科学(常緑果樹1 分類,育種)
2.果樹の科学(常緑果樹2 生理,生態)
3.果樹の科学(落葉果樹1 分類,育種)
4.果樹の科学(落葉果樹2 生理,生態)
5.果樹の科学(栽培技術)
6.果樹の病理学(病害とその防除1 ウイルス)
7.果樹の病理学(病害とその防除2 細菌)
8.果樹の病理学(虫害とその防除1 ダニ)
9.果樹の病理学(虫害とその防除2 昆虫)
10.果樹の流通とブランド化 1 (市場)
11.果樹の流通とブランド化2 (ブランド化戦略)
12.林産物の科学1 (食用キノコ,分類)
13.林産物の科学2 (育種)
14.林産物の科学3 (生理,病理)
15.林産物の科学4 (培養,栽培)
16.期末試験

評価

出席率80%以上で,到達目標6項目が各々60%以上達成されている場合をもって合格とする.達成度はレポート(60%),期末試験(40%)で評価する(出席点は加えない).

JABEE合格

成績評価と同じ.

JABEE関連

本学科教育目標(C),(D)に対応する.

対象学生

他学科学生も履修可能

教科書

講義内容に応じて資料を配布

参考資料

配布資料に記載

連絡先

野地(化生棟803, 088-656-7528, noji@bio.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日15:30-17:00

備考

1.原則として再試験は実施しない.
2.授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である.