2011年度 工学部 生物工学科 昼間コース — [選択] 3年(前期)

材料科学

Materials Science and Engineering

非常勤講師・河﨑 良和, 非常勤講師・土屋 禎造, 非常勤講師・丸山 静男

2単位

目的

生物工学に関係する各種材料の種類,ナノ構造,機能,性質,相互作用に関する知識を修得する.

概要

各種材料(有機材料,生体材料,無機材料,高分子材料,金属材料,)の化学的性質,物理的性質,表面構造と機能,腐食や劣化機構,材料設計,生体適合性,応用等について講述する.

キーワード

有機材料,高分子材料,無機材料,金属材料

関連科目

医用工学

要件

「有機化学1」,「有機化学2」,「基礎物理学」の知識が不可欠である.

注意

「生物無機化学」,「物理化学」,「有機化学」の履修を前提として抗議を行う.

目標

1.有機材料・生体材料の理解を深める(授業計画1-3による)
2.高分子材料の理解を深める(授業計画5-7による)
3.無機材料の理解を深める(授業計画5-7,13-15による)
4.金属材料の理解を深める(授業計画9-11,13-15による)

計画

1.材料科学概論
2.有機材料(合成有機化学材料・天然物有機材料)
3.生体材料(生体適合性・生物材料)
4.中間試験1(到達目標1の40%を評価),レポート1(到達目標1の30%を評価)
5.高分子材料(機能性プラスチック)
6.高分子材料(機能性繊維)
7.高分子材料(機能性塗料)
8.中間試験2(到達目標2,3の40%を評価),レポート2(到達目標2,3の30%を評価)
9.高分子材料(有機系接着剤)
10.高分子材料(無機系接着剤)
11.高分子材料(生体接着剤)
12.中間試験3(到達目標4の40%を評価),レポート3(到達目標4の30%を評価)
13.無機材料(機能性セラミック)
14.無機材料(金属)
15.無機材料(歯科材料)
16.期末試験(到達目標すべての30%を評価)

評価

出席率80%以上で,到達目標の4項目がそれぞれ60%以上達成されている場合を持って合格とする.達成度は中間試験3回(40%),レポート3回(30%),期末試験1回(30%)で評価する

JABEE合格

成績評価と同じ.

JABEE関連

本学科教育目標(C),(D)に対応する.

対象学生

開講コースと同学科の夜間主コース学生も履修可能

教科書

なし,シラバスに準拠した講義資料(プリント)を配布し,それを用いた授業を行う.

参考資料

北條英光編「材料の科学と工学」裳華房

連絡先

生物事務室(M棟703)

備考

1.原則として再試験は実施しない.
2.授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である.