2011年度 工学部 生物工学科 昼間コース — [必修] 3年(前期)

生物工学実験5

Experiments for Biological Science and Technology 5

教授・野地 澄晴, 准教授・大内 淑代, 助教・三戸 太郎

1単位

目的

遺伝子工学の基礎となる分子生物学的実験技術を習得する.

概要

核酸の精製,定量,制限酵素処理,大腸菌の形質転換,PCR法等の基礎的な分子生物学実験を行う.

キーワード

遺伝子操作,核酸の取扱,動物の取扱

要件

分子生物学を受講しておくこと.

注意

予習を行い実験操作の原理を理解しておくこと.

目標

1.分子生物学実験の原理を理解し,DNA,RNAを扱う際の基本操作に習熟する(授業計画1-8による).
2.組換えDNA実験のための基本技術を習得する(授業計画2-8による).
3.レポート作成を通じて,分子生物学実験の結果の解析,考察の仕方を習得する(授業計画1-8による).

計画

1.分子生物学実験の基礎
2.実験動物の形態観察
3.RNAの精製と定量,レポート1 (到達目標1,2の一部評価)
4.PCR法
5.大腸菌の形質転換
6.プラスミドの分離精製
7.制限酵素処理,アガロースゲル電気泳動法
8.DNAシーケンス解析,レポート2 (到達目標1,2の一部評価)
9.期末試験(到達目標全ての一部評価)

評価

出席率80%以上で,到達目標3項目が各々60%以上達成されている場合をもって合格とする.達成度はレポート(60%),期末試験(40%)で評価する(出席点は加えない).

JABEE合格

成績評価と同じ.

JABEE関連

本学科教育目標(C),(D)に対応する.

対象学生

開講コースと同学科の夜間主コース学生も履修可能

教科書

小冊子「生物工学実験5」

参考資料

徳島大学工学部編「安全マニュアル」

化学同人編集部編「実験を安全に行うために」

化学同人編集部編「続実験を安全に行うために」

野地澄晴著「バイオ研究 はじめの一歩」羊土社

Sambrook·Russel著「Molecular Cloning」Cold Spring Harbor Laboratory Press

連絡先

三戸(化生棟804, 088-656-7530, mito@bio.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 火曜日16:20-17:50