2011年度 工学部 生物工学科 昼間コース — [必修] 3年(前期)

専門外国語

Foreign Language for Engineers

教授・松木 均, 教授・堀 均, 教授・大政 健史, 教授・長宗 秀明, 教授・辻 明彦, 教授・野地 澄晴, 教授・中村 嘉利

2単位

目的

生物工学の基礎と応用の研究を進める上で,英語が基本外国語として使用される.本授業では科学英語,特に生命科学・生物工学関連の英語能力を高めるため,英語で学ぶ科学史や歴史的科学論文例,英文手紙の書き方,英語論文の書き方,専門雑誌への論文投稿法について,講義による解説及び演習を行う.

概要

生命科学関連の英語教科書や外国論文などの例を示し,発音と読解力を養成するために学生に音読,和訳及び内容の説明などを行わせ,さらに解説を行う.

キーワード

英語,論文作成,論文読解

先行科目

化学英語基礎

要件

特になし.

注意

本科目は期末試験とレポート課題によって総合評価する.演習を含めた講義形式で行うので,配布される資料の音読,和訳,内容の理解など毎回予習・復習は欠かさず行うこと.授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である.

目標

1.英語で書かれた科学の歴史や科学の歴史的論文を通し,生物工学関連の英語論文の読み方を修得する(授業計画1-5).
2.英語での手紙の書き方,インターネット情報と科学論文を通して「知の国」について修得する(授業計画6-12).
3.英語科学論文の読み方・書き方を修得する(授業計画13-15).

計画

1.英語で学ぶ科学史:一般科学
2.英語で学ぶ科学史:工業化学,1-2に関するレポート課題出題
3.英語で学ぶ科学史:生命化学
4.英語で学ぶ科学史:生化学,3-4に関するレポート課題出題
5.英語での手紙や履歴書の書き方
6.英語論文の構成・規則・書き方,5-6に関するレポート課題出題
7.歴史的科学論文の例:生化学領域論文
8.歴史的科学論文の例:免疫学領域論文,7-8に関するレポート課題出題
9.歴史的科学論文の例:有機化学領域論文
10.歴史的科学論文の例:医薬品化学領域論文,9-10に関するレポート課題出題
11.歴史的科学論文の例:発酵工学領域論文
12.歴史的科学論文の例:細胞工学領域論文,11-12に関するレポート課題出題
13.英文雑誌の種類や編集・査読制度について
14.英文雑誌への投稿方法の実際,13-14に関するレポート課題出題
15.総合解説
16.期末試験 (到達目標1,2の一部評価)

評価

出席率80%以上で,到達目標の2項目がそれぞれ60%以上達成されている場合をもって合格とする.達成度は期末試験20%,レポート80%で評価する.

JABEE合格

成績評価と同じ.

JABEE関連

本学科教育目標(B),(C)に対応する.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

受講者に演習/講義資料を配付する.

参考資料

千原秀昭ら著「化学英語の活用辞典」化学同人

連絡先

生物事務室(M棟703)

備考

英語辞書を持参すること.