物理化学序論
Introduction to Physical Chemistry
教授・魚崎 泰弘
1単位
目的
物理化学の入門講義によって，以降の専門科目履修のための基礎学力を修得させる．
概要
高校での学習に続いて気体の状態方程式などの初歩から物理化学，熱力学の基礎について講述し，化学者·化学技術者としての知識や考え方を習得させる．
キーワード
国際単位系，気体の性質，化学熱力学
注意
授業を受ける際には，2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をした上で授業を受けることが，授業の理解と単位取得のために必要である． 理解不足と思われる場合は，積極的に質問あるいはオフィスアワーを利用すること．
目標
| 1. | 熱力学を学習するため基礎力をつける |
計画
| 1. | 国際単位系 |
| 2. | 気体の性質(1)完全気体(気体の状態，気体の諸法則) |
| 3. | 気体の性質(2)実在気体(分子間相互作用，ファンデルワールスの式) |
| 4. | 気体の性質(3)実在気体(状態方程式) |
| 5. | 気体の性質(4)実在気体(臨界現象，対応状態の原理) |
| 6. | 化学熱力学とは |
| 7. | まとめ |
| 8. | 期末試験 |
評価
講義への取り組み状況および小テスト·レポートの内容(平常点40点)，試験の成績(試験点60点)を合計し，それぞれの成績(100点満点)を出す．60点以上を合格とする．
JABEE関連
本学科学習・教育目標(D:◎)に対応する．
対象学生
開講コース学生のみ履修可能
教科書
「アトキンス 物理化学(上) 第8版」(東京化学同人)
参考資料
「マッカーリ・サイモン 物理化学(下)」(東京化学同人)
連絡先
魚崎(化510, 088-656-7417, uosaki@chem.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 月曜日 17:00-18:00