2011年度 工学部 化学応用工学科 昼間コース — [選択] 3年(前期)

有機化学4

Organic Chemistry 4

准教授・平野 朋広, 講師・西内 優騎

2単位

目的

有機化合物の分析法について解説し,構造決定について理解させる.また,酸素や窒素などのヘテロ元素を含む化合物の化学について理解させる.

概要

質量分析法,核磁気共鳴法などの分析法およびアルコールやアミンなどのヘテロ元素を含む化合物について講述する.

キーワード

質量分析法,分光法,アルコール,エーテル,アミン

要件

「有機化学序論」「有機化学1」「有機化学2」「有機化学3」の履修を前提とする.

注意

授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をした上で授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である.

目標

1.有機化合物の分析法について理解を深める.
2.ヘテロ元素を含む有機化合物の合成・反応について理解を深める.

計画

1.質量分析法(12章)
2.赤外分光法(12章)
3.核磁気共鳴法1(13章)
4.核磁気共鳴法2(13章)
5.分子軌道法(14章)
6.Diels-Alder付加環化反応(14章)
7.紫外分光法(14章)
8.アルコールとフェノール1(17章)
9.アルコールとフェノール2(17章)
10.アルコールとフェノール(17章)
11.エーテルとエポキシド1(18章)
12.エーテルとエポキシド2(18章)
13.アミン1(24章)
14.アミン2(24章)
15.アミン3(24章)
16.期末テスト

評価

到達目標1は,第1回∼第4回の講義が,到達目標2は第5回∼第15回の講義が関連する. 到達目標の達成度は, 授業への取り組み姿勢およびレポートを40%,定期試験を60%として評価を行い,合計60点以上を合格とする.

JABEE関連

本学科学習・教育目標(A:○),(B:◎)に対応する.

対象学生

開講コースと同学科の夜間主コース学生も履修可能

教科書

J.McMurry著「マクマリー有機化学(上中下)」東京化学同人

連絡先

平野(化405, hirano@chem.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
西内(化409, 088-656-7400, nishiuch@chem.tokushima-u.ac(no-spam).jp)