看護管理学
Nursing management
目的
医療・医学の発展過程を踏まえ,患者に質の高いケアを提供するための様々な看護管理の方法について学習する.
概要
本科目は,看護の利用者に質の高いケアを提供する資源を有効利用する仕組みづくりを考える基礎を学習する科目である.拡大する看護の場と高度化·専門化する看護サービスへの要望に応え,効率的·効果的な看護を提供するために経営論·管理論を踏まえて,運用の方策を教授する.ここで学習する管理の内容は,看護の行われる場だけでなく,学生が日常生活の中でも応用し活用できる内容である.実際に病院に於いて,看護師長が行う看護管理についても学習する.
キーワード
看護管理,看護サービス,成果管理,品質管理,病院管理
関連科目
注意
4年次後期に開講する科目のため,10∼11月の期間に終了する予定である. 1日は看護管理者の理念・行動を理解するために病院実習を行う.
目標
1. | 看護の利用者に提供されている看護の現状から,看護提供システムに影響する要因について説明できる. |
2. | 質の高い看護を提供するためのマネージメントプロセスやマネージメントシステムの基礎の概略を説明する. |
3. | 看護提供システムについて理解を深めるための基礎知識や理論について説明する. |
4. | 看護の能力向上にむけた施策や,看護職の意見を反映する施策的手段について説明する |
計画
1. | ガイダンス |
2. | 看護管理とは |
3. | 看護提供システムとは |
4. | 看護提供システムに影響する要因とは |
5. | 〃 |
6. | 組織とは |
7. | 組織の中の人間 |
8. | 〃 |
9. | リーダーシップ·マネージメント理論 |
10. | 組織運営に必要な基礎理論 |
11. | サービスの質保証や看護の考え方を政策や施策に活かすための視点や観察点を整理し,病院実習に備える |
12. | 病院実習 |
13. | 〃 |
14. | 〃 |
15. | 〃 |
16. | グループ発表 |
評価
講義への出席(10%),グループ発表やクラス討論におけるに態度および成果物(レポート)によって総合的に行う.
教科書
村島さい子ほか編,看護管理,メディカ出版,2006年11月
谷岡哲也・大岡裕子ほか編集,ISO9001が看護を変える,西日本法規出版,2005年08月
連絡先
谷岡(088-633-9021, tanioka@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 木曜日 18:00-19:00