2011年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース 日本文化研究サブコース 学士課程 — 3年(後期), 4年(後期)

2011年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース アジア研究サブコース 学士課程 — 3年(後期), 4年(後期)

アジア史演習

教授・葭森 健介

2単位

目的

東アジアの歴史·社会に関する様々な情報をいかに入手し,これを利用して行くか,大学でアジア学を学ぶ上での基礎的手法とこれを応用して行く研究手法と技能を身につける事を目的とする.

概要

歴史を中心としてアジアについて学ぶ上で必要な情報の収集の仕方,整理に役立つ技術,問題を整理する上で重要な観点,資料や論文の読み方,報告したり,レポート·論文を書く上で留意すべき事柄などを実際の資料や論文を扱うことで身につけてもらう.後期は自らの関心に基づきテーマを建て,資料を使って報告してもらう.自ら選んだテーマについて代表的な資料や論文にふれることを通じ,文献の調べ方,論文の読み方を身につけてもらう.

キーワード

アジア史,情報収集,資料分析,レポート・論文作成

注意

授業は報告と討論が中心となるのでレジュメの準備が必要.学生が主体的に行動することによって成り立つ授業なので,強い自覚を持って出席されたい.なお講義計画は授業内容を項目にまとめたものであって,必ずしも順序を示すものでない

目標

1.自分の興味に従って様々な情報や資料を探し出し,レジュメなどを作成して他者に対し情報の内容,自分の意見を説得的に発表しうる能力を身につけることを目標とする.

計画

1.研究テーマの決め方-興味から研究へ
2.研究論文の読み方1-消える研究と残る研究
3.研究論文の読み方2-優れた論文の要件
4.研究論文の読み方3-論理構成<資料と論理>
5.レポート・研究論文の書き方1-悪文と名文の違い
6.レジュメの作り方1-論文のどこを読むか
7.レジュメの作り方2-筆者の意見と自分の意見
8.論文を読んで発表する①
9.論文を読んで発表する②
10.論文を読んで発表する③
11.資料整理の方法-史料の整理とリストの作り方
12.資料整理の方法-表や図を作るということ
13.資料をまとめて報告する①
14.資料をまとめて報告する②
15.資料をまとめて報告する③
16.総括-卒業研究への取り組み方

評価

平常点を中心とする.特に,発表の準備,内容,準備してきた資料を重視する.

再評価

平常点に再評価はありえない

教科書

テキストはなく,授業の進度に合わせ,プリントを配布する.

参考資料

参考書についても,発表のテーマに応じ,その都度指摘する.

連絡先

葭森(アジア史研究室, 088-656-7156, yosimori@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日16:30∼17:30
葭森(アジア史研究室, 088-656-7156, yosimori@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日 13:30∼15:00