音楽学ゼミナールI
教授・片岡 啓一
2単位
目的
当授業では,J.S.バッハの人と音楽について勉強する.バッハの音楽は,極めて多様で無限の魅力があり,時代·民族·文化等の違いを超えてすべての人に切々と訴えかける力を持っている.この授業を通じて,バッハの音楽についての学生各自の造詣が深められることを願うと共に,音楽の本質は何かという問題についても考えてみたい.
概要
J.S.バッハ研究.
キーワード
J.S.バッハ,音楽の本質,音楽鑑賞,西洋の音楽文化,バロック音楽
関連科目
注意
この授業は平成15年度に開始されているが,隔年開講で,今年度(平成23年度)の開講が最終となる.(同じ時間帯で,今年度は「音楽学ゼミナールⅡ」は開講されず,こちらは平成24年度の開講が最終となる.)専門的な素養がなければ同授業は受講できないといった性格のものではないので,バッハの音楽に関心のある学生であれば,気楽に授業に参加してかまわない.なお,先行科目は特定したくないので記入しておらず,関連科目もあくまでも参考程度なので,それに束縛される必要はない.
目標
1. | 同授業を通じて,バッハの音楽並びに音楽の本質について真剣に考える姿勢を育みたい. |
計画
1. | 上記の内容を具現するために,バッハに関する講義的説明に加えて,CDやビデオ等で彼の作品をできるだけ多く鑑賞したい. |
2. | 1週目 バッハの祖先. |
3. | 2-3週目 バッハの生誕から彼の青年時代にかけて. |
4. | 4週目 アルンシュタット時代. |
5. | 5週目 ミュールハウゼン時代. |
6. | 6-8週目 ヴァイマル時代. |
7. | 9-11週目ケーテン時代. |
8. | 12-14週目 ライプツィヒ時代. |
9. | 15週目 総括授業.授業内容全体について意見交換等を行う. |
評価
試験は行わず,レポートを提出することによって単位を出す.レポートは提出期限を厳守すること.成績評価には,授業への取り組み姿勢などに基づく平常点も当然加味される.
再評価
行わない.
教科書
教科書はとりたてて指定せず,学生と相談の上適当な書物を選定して,それをよりどころとしながら勉強してゆきたい.
連絡先
- オフィスアワー: 後期 木曜日の昼休み
備考
同授業は隔年開講で,今年度(平成23年度)の開講が最終となる.