生命環境情報学
教授・大橋 眞
2単位
目的
環境問題を取り巻く諸問題がどのように関係しているのかについて,包括的な理解が出来るようにする共に,自ら問題意識を持って環境問題に対する背景を考察できる能力を身につける.また,議論を通じて国際的感覚とコミュニケーション力を身につける.
概要
環境問題は,グローバル化の進展と共に世界共通の問題として捉えられるようになってきた.この背景には,CO2問題のように,先進国と途上国の歴史的な背景を含むような国際政治の観点から捉える必要のある問題や,エネルギー効率の観点からのリサイクル問題など,物理的な見方を必要とする問題が複雑に関係している.この授業では,今日話題になっている環境問題に対する背景についての理解が出来るように,一つの環境問題を様々な要素に分けて考えると共に,それぞれの要素の相互の関係についての理解を深めていく.さらに,学祭的分野としての環境問題を考えていくための視点についての考察をする.
キーワード
環境,情報,グローバリゼーション,文明,エネルギー,地球温暖化
注意
地域の社会人が加わって議論をする授業が含まれます.
目標
1. | 環境問題に関する課題を自ら発見して,考える能力を身につける |
2. | 課題を解決するための行動力について考える |
3. | 議論を通じて国際的感覚とコミュニケーション力を身につける |
計画
1. | はじめに |
2. | 環境問題とは何か |
3. | 環境問題の背景 |
4. | グローバル化社会1 |
5. | グローバル化社会2 |
6. | 視点を持つということ1 |
7. | 視点を持つということ2 |
8. | 進化型社会と価値観1 |
9. | 進化型社会と価値観2 |
10. | 進化型社会と価値観3 |
11. | 大量消費型社会とは何か1 |
12. | 大量消費型社会とは何か2 |
13. | 食料問題と環境1 |
14. | 食料問題と環境2 |
15. | まとめ |
16. | レポート作成 |
評価
毎回の授業で,小レポートを課す.小テスト:小レポート(60%),授業に関する課外活動への参加とこれに関する期末レポート(40%)で評価する.
連絡先
大橋(088-656-7261, ohashi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)