映像メディア表現研究
准教授・掛井 秀一
2単位
目的
コンピュータは開発された当初から,その高速な演算処理能力を活かしシミュレータとしても利用されていたが,かつてはシミュレーションが実行されるのは科学,工学,経済など分析対象が数学モデルで表現される分野に限られていた.しかし,CGを含むインターフェイス技術が発達し,コンピュータは唯単に計算をこなすだけの装置ではなく,対話性を付与されたメディアとしても利用できるという認識が広まるとともに,それは個人の表現のための道具としても活用されてきた.この授業ではCGプログラミングについて学ぶとともにコンピュータによるパターン生成の意味についても考えていきたい.
概要
プログラミングによる視覚情報の生成
キーワード
シミュレーション,マルチメディア,自己組織化,創発,デザイン
先行科目
関連科目
注意
22年度は開講せず
目標
| 1. | ·OpenGLによるインタラクション手法,アニメーション手法(2D)を習得する. |
| 2. | ·デザインに於けるプログラミングの意義について自分なりの考えを持つ. |
計画
| 1. | Warm Up :環境の設定 |
| 2. | OpenGL入門1 :Display Callback関数 |
| 3. | OpenGL入門2 :Idle Callback関数 |
| 4. | OpenGL入門3 :Animation |
| 5. | OpenGL入門4 :その他のCallback関数 |
| 6. | OpenGL入門5 :Interaction |
| 7. | 課題作成1(Animation, Interaction) |
| 8. | Chaos 1:Logistic関数 |
| 9. | Chaos 2:Attractor |
| 10. | Chaos 3:Lyapounov空間 |
| 11. | Fractal 1:Mandelbrot集合 |
| 12. | Fractal 2:Julia集合 |
| 13. | Cellular Automata:1次元セル·オートマトン |
| 14. | Cellular Automata2:Game of Life |
| 15. | Cellular Automata3:自己組織化 |
| 16. | 課題作成2(Chaos, 自己組織化) |
評価
課題及び出席
再評価
実施せず.
参考資料
『OpenGL入門 やさしいコンピュータグラフィックス』エドワード·エンジェル,ピアソン·エデュケーション
『カオス 新しい科学をつくる』J. グリック,新潮社
連絡先
掛井(マルチメディアB棟206, 088-656-7166, kakei@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 水曜日5·6(他の時間帯でもメイル等で連絡の上随時訪問可).